ドラマ「美丘」の最終回を見てしまいました。


このドラマが脳の病気を患った女子大生の話であることは知っていたので、放送はたまにチラチラと見るだけでじっくり見るのは避けていました。でも、ストーリー展開は気になって新聞のテレビ欄のあらすじは追っていました。


最終回のセリフの中で、「お母さん産んでくれてありがとう」と美丘が言い、「お母さんの所に生まれてきてくれてありがとう」と母親が言うシーンがありました。

美丘は病気がわかって絶望感や死に対する恐怖を味わいながらも、その中から生きる・生かされている価値に気づき精一杯生き、命に感謝したのです。


私もりんりんに幾度となく「りんりん大好き、りんりんがママの子どもでよかった」と言いました。

りんりんはまだ7歳でしたから、絶望感や死に対する恐怖はなかっただろうと思いますが、自分の体が動かなくなっていくことに対して悲しみは十分に味わったと思います。

りんりんの目から涙がこぼれていることがあり、「悲しいの?」とりんりんに尋ねたときは、「ううん」と首を横に振っていましたけれど…。


私はりんりんの闘病と死で、いろいろな苦しい感情を味わっていますが、気付いたこともたくさんありました。

そして、りんりんには幸せな時間もいっぱいもらいました。


たとえ同じことを繰り返すとしても、私はまたりんりんのママになりたいです。


りんりんも私の所に生れてきて幸せだったと信じたい。

りんりんの病気がわかったのが、3年前の9月3連休のこの時期です。

あの時のことを思い出し、感傷にひたる私です。