今日の日経新聞夕刊に「重粒子線がん治療 海外へ」という見出しの記事が載っていました。


文部科学省は日本が先行するがんの放射線治療法「重粒子線がん治療」の世界各国への普及に力を入れるそうです。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100304ATGG0300U04032010.html


りんりんが放射線治療をすることになったとき、我々も少ない時間でいろいろ調べました。

最先端の放射線治療として、兵庫県立粒子線医療センター(たつの市)のことを教えてくれる人が職場にいました。日本ではまだ2か所しかない重粒子線治療施設のうちの一つです。

早速ホームページを見てみましたが、治療対象に脳腫瘍が含まれていなかったため、実際に問い合わせることはしませんでした。

少しでも精度の高い方法を試したいという我々は、りんりんを診てもらうことになった放射線科の先生にも尋ねました。しかし、りんりんの病気(グリオブラストーマ)にはジタバタしても結果はたいして変わらない、というような反応でした。

日に日に病状が進むのがわかる状況だったため、一刻も早く治療をスタートさせたかった我々は、あちらこちらへ動き回ることを止め、地元の大学病院でお世話になることを決めたのでした。

その結果、通学と通院の両立ができたことは良かったと思っています。

しかし、新聞記事には、「手術の難しい脳腫瘍や従来のエックス線では治しづらい体の奥のがんの治療に効果的とされる」とあったので、脳腫瘍でもできたのかなと思うと少し気になるのでした。