寶塚ホテルの今昔 | to-be-physically-activeのブログ

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宝塚ホテルに宿泊したら,エレベーターホールに開業当時の広告のコピーが展示されていました。宝塚ホテルが開業したのは,1926年(大正15年)5月14日のことです。宣伝文句のキャッチフレーズは「瀟洒で清新な明るい気分の“寶塚ホテル”」となっていました。当時は保養施設やリゾートが目的のホテルだったようで,長期保養のための「別荘代用」としての利用も薦められています。阪急ホテルの記事によると,「開業当時の昭和元年の客室料金は2円50銭~,スイートルームは20円。朝食は1円,夕食は2円50銭」と書かれていたので,昭和初期の一円が現在の貨幣価値の4000円相当として計算すると,1泊1万円から8万円だったと思われます。宝塚南口から現在の大劇場と隣接する場所に移転開業したのが,2020年6月の新型コロナウイルスのパンデミックの真っ只中でした。長く続くコロナ禍での経営は大変だったかもしれませんが,まもなく創業100年を迎える老舗ホテルとして今後も機会を選んで利用させていただくつもりです。