毎年8月は猛暑で体力が消耗するので,なるべく観劇に行くのは自粛しているのですが,今年は8月1日の花組『鴛鴦歌合戦』,4日の梅芸『ファントム』,15日の御園座『千と千尋の神隠し』,25日の帝劇『Moulin Rouge』の4公演を楽しむことができました。COVID-19の第9波が猛威をふるう中で,まさか自分自身が感染して6日から12日まで療養と自宅隔離になるとは思ってもいませんでしたが・・・,療養期間と観劇日が偶然重ならなくてラッキーだったと思います。
東京宝塚劇場の星組『1789 -バスティーユの恋人たち-』も,無事に礼真琴さんが復帰して27日に大千秋楽を迎えられそうです。礼さんは実質的に9月と10月は休養期間になります。貴重な充電期間を有効に使って大いに見聞を広げて勉強してほしいと思います。ブロードウェイやウェスト・エンドで上演されているロングラン作品や新作のミュージカルを楽しむのもいいですし,24年1月に上演予定の『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』の勉強を兼ねてインドの映画産業”ボリウッド”の活気に触れてくるのも一興かなと思います。韓国ミュージカルを観て,新しい潮流を感じるのもよいかもしれません。瀬央ゆりあさんも専科に移動するので,二人で海外渡航し観劇ツアーや休暇を楽しむ時間があればいいのに,とファンの一人として思います。
私自身も海外渡航から遠ざかっていますが,やっぱり今一番行きたい場所はロンドンでしょう。West Endの劇場で,パフォーマーと観客が一体となったミュージカルプレイを体験したいものです。ほとんどの作品は翻案され日本でも上演されていますが,アフリカを舞台にした『The Book of Mormon』やティナ・ターナーの半生を描いた『Tina -The Tina Turner Musical』はまだ日本でも紹介されていないので,いつか東京でも上演される機会が訪れることを願っています。