コロナ感染後の嗅覚障害に気づく | to-be-physically-activeのブログ

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 新型コロナウイルス感染(COVID-19)が「5類感染」になってからも,6月以降徐々に感染者は増加し続けています。直近のデータ(NHK集計)では全国平均で1医療機関当たりの患者数が15.91人/週まで達しています。現時点での流行の勢いは,今年の1月から2月のオミクロン株流行の時期とほぼ同様な勢いであり,まさに第9波の真っ只中にいる感じです。

 個人的には混雑した場所に出入りするとき,人と会うときなどは,マスク着用などを心がけていたつもりですが,とうとうCOVID-19に罹患してしまいました。発症して最初の4日間は38℃を超える発熱と咽頭痛が著明で食事も喉を通らないほどでしたが,木曜日頃から36℃台の平熱に戻りようやく急性期を乗り越えたと実感しています。しかし安心したのも束の間,木曜日から食べ物のにおいはもとより,自分の排便臭すら感じなくなっていることに気づきました。新型コロナウイルス感染による嗅覚障害が起きることは流行初期から臨床的に注目されてきた症状の一つですが,実際に自分も無臭症を経験するとは思ってもみませんでした。

 幸い味覚は保たれており,鼻の通りも良好なので普通に食生活はできますが,本来の食事の風味を感じることはできません。除菌用のアルコール製剤やロキシタンのハンドクリームなどで試しても,匂いをまったく感じないというのは驚きです。おそらくウイルスが嗅覚受容体細胞や支持細胞に感染したことによる直接の影響なのでしょう。異臭に気づかないというのは,危険を察知する動物としての基本的能力の喪失を意味します。はたして一過性の嗅覚障害なのか,今後長期にわたって障害が残るのかちょっと心配です。

 

 

*高熱と咽頭痛でとても日誌の記事を綴る状態ではなかったので,後方視的に記事の空白を埋めてゆきたいと思います。