月組公演『応天の門』の舞台写真がいくつか宝塚歌劇団から公開されていますが,昭姫さんの経営する唐物屋兼賭博場の用心棒役の大拙が写っているショットがあったので引用しました。大楠てら君(102期)が演じる坊主頭の大拙はとても個性的で迫力があります。原作漫画でも必ずしも出番や吹き出しのセリフは多くはありませんが,窮地になるとヌッと顔を出す大事なキャラクターとして光彩を放っています。
大楠君はその180 cmの身長を生かし,彫りの深いメークと派手な衣装で舞台上でとても目立っていました。ブーツを履くと190 cmくらいの身長になるので,同期の彩海せらさんと並ぶとその違いがより明瞭になります。舞空瞳さん,潤花さん,春乃さくらさんと,優れた娘役を多数輩出している102期生ですが,男役として大楠てらさんたちにも活躍の場が与えられることを期待しています。
