11月12日より宝塚大劇場で開演する星組公演 浪漫楽劇『ディミトリ~曙光に散る,紫の花~』─並木陽作「斜陽の国のルスダン」より─(脚本・演出/生田大和)の原作本が2022年11月1日に星海社(東京都文京区)より発刊されました。発売元は講談社となっています。奥付のデータによれば,この作品は同人誌『斜陽の国のルスダン』(銅のケトル社,2016年)を増補改訂して出版されたと書かれていました。
先週金曜日に東京日比谷のQuatre Rêvesに立ち寄ったときは店頭には置かれていませんでしたが,今週水曜日に妻が宙組公演を観劇した折に同店で新刊書として積まれていた1冊をお土産に買ってきてくれました。妻はお芝居を観る前に原作を読まない派,私は真逆で原作があるものは事前に読んで知識を蓄わえる派なので,12月5日の初観劇の日までじっくり味読させていただきます。まずは予備知識としてコーカサス地方の地理の勉強と12~13世紀頃の中央アジアの歴史をおさらいすることから始めようと思います。ジョージア王国はもちろんですが,ルーム=セルジュークとかホラズムとか,山川の世界史の教科書にも詳しくは書かれていない国々(王朝)なので「世界史の窓」などのウェブサイトも大いに活用したいと思います。
それにしても可愛らしい装丁の新刊書です。漫画家のトマトスープさんが描いたイラスト画とのことです。表紙絵にはルスダンとディミトリが描かれており,お互いに寄り添いながらも反対の方向を向いているのが象徴的です。