空蝉 | to-be-physically-activeのブログ

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 通勤途中にある公園の樹木の幹にたくさんのクマゼミの抜け殻が付着していました。セミの抜け殻は英語ではcicada's shellと言うそうです。古語では「空蝉」という優雅な言葉でも表現されるようですが,日常的には死語と化しています。ネットで検索すると,「空蝉」 ⇨ 「現(うつ)し人(おみ)」 ⇨ 「現世に生きる人間」のことを暗示しているとのこと。虚しく儚い人の生きる姿をセミの抜け殻に譬えたのでしょう。

 早朝から公園の樹々をつんざくようなクマゼミの大音声に圧倒され,耳を傾けていると,その鳴き声はときに「シネシネシネ(死ね,死ね,死ね)」と叫んでいるようにも錯覚します。現世に生きる悲しみを背負っていても,そう簡単に僕は死にましぇん!