ソバの価格上昇を心配しながらざる蕎麦を食べる | to-be-physically-activeのブログ

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 「名代富士そば」のもりそばの値段が20円上がって1杯360円になったと報道されていた。海外産のそば粉を使っている立ち食い蕎麦屋さんの多くが同様に20円前後の値上げをしている。日本経済新聞の取材によれば,国内で流通するソバの実は6~7割が海外産で,中国産は輸入品の6~7割を占めているそうだ。ちなみに玄ソバの原産地を国別に比較すると,国産が35%,中国産が43%,北米産が10%,ロシア産が9%とのことである。中国産玄ソバの東京地区の卸値も高騰し,1俵(45キログラム)9000~9500円前後になったとのこと。ここにきてロシアのウクライナ侵攻の影響でロシア産の供給も減少するとなると,ますます原材料の価格が高くなってそばの値段は上昇しそうである。

 個人的にはうどんよりもそばを好むので,先日は松坂屋美術館に行ったついでに地下のレストラン街にある信州そばの店で昼食にざる蕎麦を注文した。国産そばを使用している老舗の蕎麦屋

さんなので,副菜なしの中盛りの価格は¥1350だった。随分と高いような気がするが,精白された国産そば粉を使用しているので妥当な価格設定だと思う。

 そば粉に限らず小麦も食用油も玉ねぎなどの野菜の価格も上昇しているので,好物の野菜天ぷら付きのざる蕎麦の値段は¥2000を下らない価格になるのかなと想像する。そば好きとしては少しふところが痛む思いを我慢しなければならない。

 

参考文献:日本経済新聞,電子版TOPIC記事「そば,値上げ相次ぐ ー中国・ロシアが揺らす日本の涼味ー」(2022年7月)