連日の猛暑日で体力を消耗する | to-be-physically-activeのブログ

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 幽門腺型腺腫の存在が広く知られるようになったので,最近の優秀な消化器内科医は内視鏡像から「胃型腺腫(幽門腺腺腫)ではないか?」と問うてくる例も増えてきた。実際には幽門腺腺腫の頻度は胃腺腫全体の3%にも満たないので,内視鏡所見どおりの診断が下されることは稀である。病理学的にはH.E.染色の所見をよく観察して,疑わしい例はMUC5AC/MUC6の発現パターンを確認する必要がある。

 

 我々の仕事は検査技師さんの丁寧な仕事と技術に依存している。職場の同僚として20年以上いっしょに働き,良質な標本作成と染色をしてくれた技師さんが6月30日付で退職した。定年までには間があるがしばらくは専業主婦に専念したいとの意向らしい。

 

 先週は6月27日に梅雨明けして以降,7月2日まで連日の猛暑日で体力を消耗した。今年の夏が異常なのは,普段であれば日中はクマゼミの合唱,夕方になるとアブラゼミやニイニイゼミの鳴き声がにぎやかなはずなのに,まったくセミの鳴き声が聞こえない静寂な猛暑という点であろう。急激な気温上昇でセミも羽化のタイミングが狂ってしまったのか,と素人の考えで思ってしまう。

 近くの神社で月末の夏祭りのお囃子の練習をしているらしく,子供達の吹く笛の音が響いてくる。20年,21年と夏祭りは中止だったが,さすがに今年は3年ぶりに規模を縮小しても開催する予定らしい。伝統行事なので無事に開催にこぎつけることを願っている。