物理学者、随筆家:寺田寅彦
「いわゆる頭のいい人は、いわば脚の早い旅人のようなものである。
人より先に人のまだ行かない所へ行き着くこともできる代わりに、
途中の道端あるいはちょっとした脇道にある肝心なものを
見落とす恐れがある」
鬼ごっこ、運動会、ジョギング・・・
いろんな場面で足の速い人はいいなって思ったことがあります。
脚の速い人は人より先に目的に着くことができるという利点があります。
その代わり、思いがけない弱点もあるようです。
それは、ちょっとした脇道にある肝心なものを見落としているかもしれないということ。
人生ではこの脇道でみつけること、出会うことが
とても大きな意味合いを持つ多いようです。
わざわざ脇道を選んで道草を食う人もいるようです。
子供のころ、学校の帰り道、道草を食って、思わぬものを発見した経験もあるのではないでしょうか。
人生の意味合いを深めるためにも脇道も悪くないようです。
足の速い人もたまにはゆっくり脇道、寄り道をしてみてください。