蟋蟀(こおろぎ)が鳴いている
桐斗は 中々眠れずにいた
こんなにも 静かな夜 外にいる蟋蟀の鳴き声も
聴こえてくる
もう季節は 秋になっていたんだ
あの堤防の秋桜は 今頃 咲いていることだろうか?
少し 疲れた・・・・・・・・・
急に 激しく感情を出したり しゃべるというよりも
叫んでいた 必死だったから
今まで ずっと眠っていた身体には 負担が大きすぎた
情けない・・・・・・・・・
これだけのことで こんなにも疲れてしまう 僕の身体
右腕には 点滴の管が垂れ下がっている
まだ 口から食べることは 無理だろう
紗慧の病気の進行に 追いつけるだろうか?
いや 追いついてみせるよ
どうしても 紗慧を救いたい
また一緒に暮らすんだ そして あの堤防をふたりで 散歩したい
紗慧の大好きな チーズケーキとピンク色のガーベラの花を 買って
ふたりで紅茶を飲みながら 他愛の無い話をいっぱいしたいよ
そんなことを 想いながら 桐斗は 眠っていった
シャーッと カーテンを開けると 眩しいばかりの太陽の陽が
部屋に降り注ぐ
その眩しさに 桐斗は眼を覚ます
「おはよう 桐斗さん」
昨日の看護士が 笑顔で挨拶をする
「おはようございます」
桐斗も 挨拶を返す
「そう言えば 私まだ 自己紹介していなかったね」
「初めまして 桐斗さんの担当をしています 浜口と申します」
「どうぞ よろしくね」
「こちらこそ 浜口さん よろしくお願いします」
桐斗は 何だか照れくさかった
3年もの間 浜口が 桐斗の担当をしていたけれど
桐斗にとっては 昨日が 初対面
何とも言えない 不思議な感覚に 包まれていた
こうして3年の月日が 流れ 僕は今 こうして ここにいる
息をしている 眼も見えている
感じるよ この朝の光を 秋の匂いを・・・・・・・・・
改めて 想う
紗慧が こうして僕をここに呼び戻してくれたこと
また 自分自身の眼で見ることが 出来る
聴くことも 感じることも
全てが新鮮で こんな風に想える感覚を
また 戻してくれた紗慧には
感謝しても しきれないほど ありがたい
浜口が 窓を開ける
冷たいが とても心地いい風が 部屋の中を
駆け巡る
秋の風 匂いを部屋に運んでくれる
「寒くないですか?」の浜口の問いかけに
「大丈夫」
「気持ちがいいくらいだ」と答える 桐斗
頬に伝わる この空気の感覚は 遠い 遠い昔の記憶を
呼び起こす
手繰る 糸のように・・・・・・・・
***** 続く*****


少し 短編的なものを書いてみたいと想いました
どこまで続くかはわからない未知への世界
どうか最後まで お付き合い願えたらとても嬉しく想います


只今 コメントのお返事が大変遅れています 申し訳ありません
暫し 猶予を下さい 必ずお返事させて頂きます
いつも勝手ばかり申しまして 本当にすみません

携帯から コメントされる方々へコメントは 「承認制」になっていますので 反映するのに
時間がかかってしまいますが 遅くなっても確認しますので
ご心配なさらないで下さいね

拙い詩だけれども あなたの心に少しでも響いてくれたら 嬉しいです
応援いつも ありがとう


テクノラティプロフィール
COCOさんのところで 『天使の使者』に参加しています
こちらへ登録してみました 自分がどこまでいけれるかは未知です
まだまだ半人前にもなっていませんが どこまでいけれるか 試してみたいと想いました
気に入って下さったら 1クリックして下さい よろしくお願いします



少し と言うよりも かなり お返事がたまっています
みなさまのお返事は 全部 しっかりと読ませて頂いています
この場を借りて お礼 申し上げます
本来ならば みなさま ひとり ひとりに お返事を書くのが
筋ですが ここで どうか 割愛させて下さい
勝手なことばかりを 言うこの tomoyanを 長い眼で
どうか 温かく 見守ってやっては頂けないでしょうか?
いつも ご無理なことばかりを お願いしておりますが
この小説を 何としても 書き上げたい 一身でございます
自分でも ここまで続くとは 正直 想っていなかったです
みなさまの 温かい ご支援が私の原動力と なっています
この先 どうなっていくのか 私にも予想がつきません
ただ このふたりの それぞれの 想いを表現出来れば
とても 嬉しく想います
1年経った今 この新たな開拓 そして挑戦を何としても
打破していきたい
そう 想っております
これからも 駄文ではありますが どうか最後まで
お付き合い願えたら とても嬉しく想います
