アメリカ留学のブランクもありましたが、専門医を取得できました👏




 

 

専門医はその分野における一定の能力を客観的に評価したもので、専門医だから有能ということでは全くありませんが、医師としてのキャリアの1つの節目かなと思います😊








これからより良い医療を提供したいと思いますが、「最善の医療」とは?ということについて考えてみました😳









最も標準的と言われるガイドライン通りの医療は、時に寿命を縮めてしまうことがあります!









2017年、アメリカのダートマス医療政策研究所から「収入とガンの過剰診断:過剰治療が問題になる時」という論文が発表されました。










それによると、乳がん、前立腺がん、甲状腺がん、メラノーマの4種類のがんの発見率は高所得層で低所得層のなんと“2倍”であるにも関わらず、死亡率は両者に差がなかったのです。まず、発見率が高いことは良い医療を受けていることが理由かもしれませんが、これだけの差が生まれる最大の理由としては「高所得層の検診受診率が高かった」と考えるのが妥当です!








では、なぜ発見率が高くなっても死亡率は変わらないのでしょうか? そこには、早期発見を目指した「がん検診」が、治療の必要のない患者に対する“過剰医療”をうみ、逆に寿命を縮めるのではという懸念があるのです🌀









この「検診をしても死亡率は変わらない」ということが示唆しているように、ただ闇雲に検診を受ける・病院を受診する行為は過剰医療の危険に身をさらすことになるかもしれないこと、そして、医学的に正しい医療行為があなたの健康を損なう恐れがあることを忘れてはいけません😳








また、検診を受けても、結果をどう役立てるのか、異常があるならそれをどれくらいで再検査するのか、医療機関に丸投げするのではなく、患者さん一人一人がヘルスリテラシーを持つ必要があります!








ヘルスリテラシーを高めるためには、まず自分の知っている情報が「誰の立場から見た情報なのか?」考えることが重要です。そして、その情報を立体的に(複数の視点から)捉えるようにしましょう。








例えば、「がん検診を受けましょう」というのは、あなたのリスクを見つけるものでもありますが、医療機関が追加の検査や治療に誘導するためのツールとも考えられます。また、「長生きしたかったら病院に行くな!」というのは過剰医療から身を守るためのメッセージでもありますが、これを鵜呑みにしすぎると、助かるはずの病気で命を落とす可能性もあります。








万人に当てはまる「これが正しい!」という情報は絶対にありませんので、複数の視点から情報を捉え、自分で判断することが、「納得のいく医療」つまり「自分にとって最善の医療」を受ける秘訣になります⭐︎







サライ.jp 『「正しい医療」はない!?  長生きしたかったら病院に行くな!の真相』にて、過剰医療の実態について書いています😊 ぜひご参照ください⭐︎








書籍情報

*2019/6/8発売*
HEALTH LITERACY
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