ヘルスリテラシーとは、情報を得て、それを正しく判断し、自分の健康に応用する能力です✒️ ヘルスリテラシーを持つと、視点が上がり物の見え方が変わります😊 具体的にどう変わるのか、色々な具体例を取り上げ、最新知見とともにお伝えします⭐︎
まずは、ヨーグルト🐮
腸内細菌が体に大切なことは皆様もご存知の通り😄
そのメカニズムの一つに「短鎖脂肪酸」が挙げられます‼︎
短鎖脂肪酸は食物繊維が腸内細菌によって分解されることで作られます。短鎖脂肪酸は大腸の細胞のエネルギー源であるとともに、全身の代謝能力にも影響を及ぼすことがわかっています🌟
短鎖脂肪酸は体にいいものであるに違いない! だから、短鎖脂肪酸を作る〇〇菌を積極的に摂取しよう!!というようなキャッチフレーズにしているCMをよく見かけます👀
腸内細菌=ヨーグルト! と思って毎日ヨーグルトや乳製品を摂取している人も多いでしょう🐮
ただ、短鎖脂肪酸とひとくくりにすると、思わぬ落とし穴があるのです! ご存知でしたか👀?
今日は、科学誌「ネイチャー」に掲載された、腸内細菌叢、短鎖脂肪酸、代謝病の間の因果関係」に関する論文をご紹介します。短鎖脂肪酸でも糖尿を防ぐものと、促進する両方があることを示した論文でNature Genetics4月号に掲載されています! 体にいいものと思っていたものが、糖尿病のリスクを増やしていたとなると、考えが変わりますね👀
腸内細菌に関するビッグデータ研究によると、代表的な短鎖脂肪酸の一つである「プロピオン酸」の合成が2型糖尿病の原因になることが明らかになっています。
つまるところ、短鎖脂肪酸といっても2種類あって、短鎖脂肪酸にも善玉・悪玉の両方があるのです‼️
しかも、このプロピオン酸という物質、実は食品の保存剤として広く用いられているのです👀
プロピオン酸が人体に与える影響はScience Translational Medicineの論文でも確認されており、自律神経を介して血糖値を上げやすくすることが報告されております。
ではどうすればいいのか⁇
ヨーグルトを食べるなと言うわけではなく、バランスよく食べることが重要です❗️ ありきたりなことになってはしまいますが、プロピオン酸のリスクを減らし、腸内環境からの利益を最大限享受するためには、食物繊維やヨーグルト、発酵食品など、さまざまなものから腸内環境へアプローチするのが1番いい方法になります😊
ヘルスリテラシー、知っていても知らなくても対処法が変わらないように一見思われるかもしれませんが💨 その対応能力の柔軟性と物事の見え方は全く異なりますので、是非ヘルスリテラシーを身につけましょう✨