日本人がマジメ！と言われる理由

今日は京都七条に最近できた「フォーシーズンズホテル京都」でのんびりしてます朝は原稿書きなどパソコンをパチパチ

フォーシーズンズホテルはお寺の跡地にできたのですねだからお庭も立派

ここはもともと「門跡寺院（もんせきじいん）」と呼ばれるお寺で、公家や皇族ゆかりの歴史あるお寺なのです

このようなお寺の壁には写真のような白い線が五本入っており、門跡寺院かどうか一目でわかります

建仁寺など京都にはたくさんの門跡寺院がありますので、注意してみてみると新たな発見がありますよ

そしてお昼は、ニューヨークの時の友人が祇園祭を訪れていて、アテンドを医療制度の違いや大学院の時の苦労話に花を咲かせました

日本人である私は気づきませんでしたが、外から見ると日本の医学の発展は特異的なもののようですね

それは、日本の医療は様々な国を模範とし、改良を重ねて発展してきたからです

江戸時代以前からの朱子医学、それが日本に馴染んだ道山流を経て、オランダ医学へ進み、さらにイギリス医学、ドイツ医学、そして今日のアメリカ医学へと変化を取り入れ日本の医療は発展してきました

こんなにたくさんの国の影響を受ける国は少ないようです謙虚に新しいものを取り入れ改良し続けた結果日本の医療が世界有数のものとなったのですね

このような勤勉さから「日本人はマジメ」と言われるのでしょう

そんな歴史の延長線上にいる私たちこれから20-30年後の医療はどうなっているのでしょうか

今日における世界のトレンドはsustainability（持続可能性）自分の分野でいうとやはり「予防」に行きつきます

予防医療を学んだ私はいま何ができるのかを考えた時、それは第1に最も新しく標準的な予防医療を提供すること

そして、世界を見てきた私の役割として、これからを生きていく世代に世界の潮流を伝え、未来を考える機会を作っていくことが重要だなと思いました

ということで、若手医師向けの勉強会で来月、講演します偉そうなことは言えませんが、自分が見て知って感じたことを、そのままお伝えできればと思います都内のお医者さんはぜひご参加ください

旧交を温めつつ、これまでの医学の発展の重みを噛みしめ、未来のあり方を考える初夏の黄昏となりました

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