昨日、ブログ更新を完了してから
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食いしん坊な私は、新幹線の中で「食べログ」をチェック
仙台といえば「牛タン」
ということで、いくつか美味しそうな牛タン屋さんをピックアップ
ワクワクと空腹感が入り混じる中
到着までもう少しというところで異変が…
お腹が痛い
仙台駅に着く頃には、腹痛に加え寒気や関節痛、吐き気も出て来ました
んーこの症状は…
間違いなく胃腸炎
消化器内科が専門の１つである私は、これまでたくさんの胃腸炎の方々を診て来ましたが
胃腸炎てこんなに辛いのですね
患者さんの気持ちが痛いほどよく分かりました
その後、用事をなんとかこなしながら、5回ほど戻したでしょうか
胃腸炎の時に吐いてしまう、それにはこんなメカニズムがあるのですねー
胃腸には本来「蠕動（ぜんどう）」というものがあり、口から食べ物が入ると自然と奥へ奥へと食べ物を流し込む動きが備わっています
しかし、お腹に「炎症」などがあると、蠕動が止まってしまうのです
すると、本来食べたものをすぐに腸に送り出す「胃」に胃液や食べたものが溜まってしまい
その内容物は通って来た道を逆流して口から外に出てしまいます
これが、胃腸炎の時に吐いてしまう「嘔吐（おうと）」のメカニズムですね
止まった腸の蠕動はずっと止まっているわけではありません
少し胃腸を休ませたり炎症が落ち着くと自然とまた腸が動き始めます
吐くものは食べたものの他に、本来腸で栄養とともに吸収される「胃液」や「唾液」と言った消化液が含まれます
消化液は体液ですので、体内とよく似た水のバランスをしています
しかし、吐いてしまうと体液が急速に失われるので「脱水」になったり「水のバランス」が崩れてしまいます
そのため、胃腸炎の時は腹痛や嘔吐に加えて、全身の状態が悪くなってしまうのですね
胃腸炎の時、病院で点滴すると見違えるように回復したことがある方も多いのではないでしょうか
これは点滴によって、脱水や水のバランスが補正されることで体調が良くなるのですね
ということで、私も東京駅から自分のクリニックに直行し、すぐに点滴
生理食塩水に加え、抗生剤と吐き気どめ、胃薬と高濃度ビタミンCを点滴しました
すると、体がかなり楽になり、このようにブログをかけるまでになりました
なぜ高濃度ビタミンCも点滴するのか
と疑問の方も多いと思いますので、
高濃度ビタミンCについては後日お話ししましょう
結局、仙台では牛タンを食べれず
写真も撮れず
仙台銘菓・萩の月も買う余裕がありませんでした
悲しい
しかし、気持ち悪くなって途中下車した福島県の駅構内で
福島銘菓・ままどおる
を買いました
ギリ東北
ということで、全快したら東北の味、家で満喫します
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