モアレ検査とは? | 脊柱側弯症 正しい知識を!

脊柱側弯症 正しい知識を!

脊柱側弯症に関することを書きます。
なので、あまり更新しません。

モアレ検査はどんな検査なのか説明しますひらめき電球


モアレ検査は、脊柱側弯症の疑いがある人を見つける為の検査です。

簡単に説明すると、背骨の異常(曲がっていないか)を見つける検査です。
学校の健康診断(内科検診)のときなどにすると思います。

もちろん、検査に引っ掛かっただけで、すぐに脊柱側弯症と診断されるわけではありません!!

2次検査などを経て、背骨に異常があったら脊柱側弯症の疑いが強いと判断し、脊椎専門医がいる病院に紹介されます。


X線を使ってないので、身体には一切影響はありません。

難しく言うと、すだれ状の格子を通した光を背中に当てると、その高低により、等高線ができそれを写真撮影し、等高線の変形程度を専門医が読影します。


(特発性)脊柱側弯症は、思春期の時に発症しやすく、この時期が一番、悪化(進行)しやすいです!!
なので小学生の高学年(5年or6年)に1回と、中学生の時に1回します。
学校保健法に、必ず検査をするようになっています!


この検査は、尾骨まで見えるように撮影するため、特に思春期の子どもにとって恥ずかしいと思います。

しかし側弯症は自覚症状がほとんどないので、病院を受診した時には、重度で手術になることもあります。
軽度の時に見つけるには、モアレ検査をするのが有効です!

なので早期に発見をし、出来るだけ手術をしないで済むようにする為に検査をします。

特に重度になると、見た目にも問題がでたり、肺機能や心臓にも異常がでます‼

 
この検査は恥ずかしいと思います。

しかし検査する人は、背骨の異常を少しでも早期に発見するためにしているので、やましい目で一切見ていません。

検査事態、1分も掛かりません。

身体の事を一番に考えれば、長い人生の中でほんの一瞬のことです。

もし引っかかった場合は必ず整形外科に行き、脊椎専門の医師にみてもらいましょう!!


小学校・中学校教諭(先生) の皆さん、もしモワレ検査をしていなかったら、必ずするように、校長とかに声を掛けて下さい。



脊柱側弯症は、軽度~重度を含めて100人に1人はいる疾患です。

進行する人は、急激に進行する事もあります。(例えば、発見した時は27度だったのが、数年で55度に進行する事もあります)
徐々に進行する人もいます。

なので進行度合いを見逃さないために定期的に、検査をすることが大切です!

分かりやすく解説してあるサイトがあるので、そっちをみるのもオススメします。

公益財団法人東京都予防医学協会