8年 | ターナー症候群として生きる

ターナー症候群として生きる

日常生活に支障は無いものの難病。
そんな狭間なアラサーの日常。

あの日、たまたま友達とランチしてたんです。
友達が、「近くに居るから」と。

私はお昼に会社を抜けて。
友達は求職中でした。

私も転職を考えていて。
当時私はコールセンターで働いていたのですが、1週間後のシフトの都合が良く、その日に退職の相談をすると話しました。

決起会的なランチが終わり、1時間後地震がきました。

まさかのタイミングですよね。

当時勤めていた会社では、天井の一部が落ちかけ(何とかプラーンと天井に残っている状態でした)
外壁も、少しですが崩れて、上から降ってきたコンクリートが、道端に落ちていました。

そして、ライフラインは全て止まりました。


電気が止まった中、町を歩くのって、どういう状況か、想像が付きますか?


電気が止まる=信号が止まる


走っている車は大混乱。
(幸い、事故は目撃しませんでしたが、危険ですよね。)
その中、道路を横断しなくてはなりません。


そして、当時は駅裏に勤務していたのですが、駅裏に行くには、駅の中を突っ切って行くのが通常ルートなんです。
しかし、地震で駅は封鎖。
地上から駅前に行くなんてなかったから、どの道を通ったら良いのかも分からない。
(これは本当に盲点でした。)

何とか駅前に辿り着き、そこから歩きました。

歩くのがこんなにも大変だなんて思いませんでした。


幸い、我が家は地震対策をしっかりとしていたので、あの震災でも皿一枚割れず、被害はライフラインが止まっただけで済みました。

対策をしても「100%被害を防げる」とは言いきれないですが、対策をする事で「防げる被害がある」というのは、身を持って体験しました。


2011.3.11  14:46

だいぶ復興はしたけれど、決して忘れちゃいけない。