1005年寛弘2年
まひろが源氏物語を書き始めました。
ネタバレ注意です
☆一条天皇は道長の勢力が増し過ぎていると感じ、けん制するために、公卿に復帰していない伊周を陣の定めに参加させたりするので、公卿達は穏やかではありませんでした。
皆既月食の夜内裏近くで不審火があり、三種の神器のひとつヤタノカガミが消失しました。東宮は一条天皇の伊周優遇の祟りだと言い、伊周は自分に対する反感による放火だと言います。平安時代は闇夜が恐怖だったんですね。
☆安倍晴明が道長家の隆盛を予言し、「光が強ければ闇も濃くなる。呪詛も祈祷も人の心の在りよう。私が何もしなくても人の心が震える。」と言って亡くなりました。意味深ですね。
☆一条天皇はまひろの物語の序章を読み、枕草子のように美しいことだけを書いていないので気に障った様子でしたが、かえってそれが気になり始めて続きが読みたくなり、まひろの博学にも興味を持ちました。
道長はこれで彰子の藤壺の部屋に一条天皇が渡るきっかけになると、まひろに彰子の女房になり藤壺に上がってくれるように申し出ました。
まひろは、一条天皇に読んでもらわなくても物語を書く面白さに出会えたのが良かったと言いますが、生活の事もあり賢子は為時に預けて、内裏に出仕することになりました。
が、怖そうな女房達が控えていて、居心地悪そうでしたね
『藤壺』の部屋に出仕するので、藤の花です。