10分間のジョギングと入浴が冬に負けない身体を作る

受験や試験勉強などが本格化する冬。風邪予防や体調管理などにも細心の注意を払う家庭が多い。体調を保つための正しい知識とポイントについて、身体運動科学の専門家に伺いました。
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人間は、体温が少しでも下がると免疫力が低下します。医学的には体温が1度下がると免疫力は30~40%低下し、逆に体温が1度上がると免疫力が60%近く上がると言われています。「身体が冷えると細菌に対する抵抗力が低下して、感染しやすくなる」ということです。
風邪をひくと熱が出るのは、「体温を上昇させることで免疫力を上げて、細菌と戦おうとする防衛反応」だからなのです。最近、熱が出た時は無理に下げようとせず、熱を出し切って落ち着くまで様子を見ることをすすめる医師が増えているのは、こういった理由からです。
つまり「身体を温めることで免疫力がアップする」ということになります。そこで、免疫力をアップするのに効果的な「身体を温める方法」をご紹介します。
●入浴
受験勉強時に気持ちの余裕がなくなると、シャワーだけですませてしまいがちです。しかし、ゆっくり湯船につかることが大切です。身体を芯から温めるだけでなく、気持ちを落ち着かせる効果もあります。リラックスするとα波が増え、自律神経やホルモンの分泌にも好影響で、免疫力が向上します。
●適度な運動
10分程度のジョギング、自転車で町内をひと回りする、サッカーやバスケットボールでドリブルをする、など身体が温まる程度の運動が効果的です。少し汗をかく程度を目安にしてください。自ら身体を温めることで、ウイルスが体内に入ってきたときに戦ってくれる「免疫細胞」が活性化します。軽い運動を定期的に続けることが免疫力アップにつながり、冬の寒さに負けない体力がつきます。