この日を待ってました！
残していた制度休暇をこの日に当てて、
何としても逃すまじ！の勢いで駆けつけ
たリサイタル！
改めて出演は、
新倉 瞳さん（Vc）
佐藤 卓史さん（Pf）
新倉 瞳さん
幼少期をアメリカとドイツで過ごし、
8歳よりドイツでチェロを始められてま
す。桐朋学園女子高等学校音楽科を経て
桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。
2009年、ルーマニア国際音楽コンクー
ル室内楽部門をはじめ、その他のコンク
ールで第1位を受賞。ソロ名義でのアル
バムだけでもリリースは既に8枚！
チェリストとして実力はモチロン、人気
共にトップでご活躍されている素晴らし
いお一人です！
そして佐藤 卓史さん
高校在学中の2001年、第70回日本音楽
コンクールピアノ部門で優勝。2004年
史上最年少で日本ショパン協会賞受賞。
東京藝術大学を首席で卒業され、
2007年第11回シューベルト国際ピアノ
コンクール第1位、2011年第21回カン
トゥ国際ピアノコンクール第1位、メン
デルスゾーン国際ピアノコンクール最高
位など、素晴らしい受賞歴！
因みに、お二人のデュオでのライヴ・
アルバムが2016年に出されています♪
注目のプログラムは、
白鳥 / サン=サーンス
チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
全楽章 / ブラームス
ハンガリアン・ラプソディ
/ ポッパー
夜想 / 佐藤 卓史
ユダヤの旋律と踊りのリズムを用いた
メドレー（グレズマー音楽）
en.
無言歌 / アザラシヴィリ
チェロといえばまずはやっぱりこの曲、
白鳥でのスタート
演奏の美しさにのっけから夢心地…
続くブラームスのチェロ・ソナタは、
第1楽章は柔らかく繊細なチェロとピア
ノの会話
第2楽章は軽快な入りからの展開
第3楽章は一転して嵐のような荒々しさ
で、まるでこの曲がコンサートのラスト
かと勘違いするかのような演奏！
Bravo！！！
このタフな演奏で、昨夜佐世保で食べた
ラーメン3杯（！）のエネルギーを使い
切ったとのお話付き…笑
ポッパーを弾くにはまたラーメンが必要
との演奏前の話しがあったので（どんだ
けラーメンお好きなんだろ…笑）、また
また激しい曲かと思いましたけど、
佐藤さんの力強い打鍵で始まりが告げら
れた曲は、激しいというよりは、速いパ
ッセージあり、たくさんのテクニックが
求められる部分ありという点で、やはり
タフな曲！しかしそれよりも何よりも、
この曲、チェロの豊かな響きを一番肌で
感じることができましたね～
アルカス中ホールの素晴らしい音響特性
で、瞳さんのチェロの響きが美しいこと
といったら！
最高でした！
佐藤さんオリジナルの「夜想」は、美し
い瞳さんのボウイングが映えるような曲
を作ったとのこと♪瞳さんも、この曲は
チェロ想いで、チェロの良いところを引
き出してくれる、と話されてました
まさに名曲でした！
本編ラストは、瞳さんがご自身のライフ
ワークとしている東ヨーロッパ方面の音
楽を2曲メドレーで披露♪
チェロのピチカートにのせて瞳さんが歌
う「ラララライライ…」が美しい！
まさか歌まで聴けるなんて、予想外の嬉
しさ！
そこからの軽快で力強いジプシーの踊り
で一旦幕…
アンコールのアザラシヴィリの無言歌は
どこまでも深い愛が表現されているかの
ような美し過ぎる曲
瞳さん
とにかく芳醇な音を紡ぎ出す愛器を駆っ
て、瞳さんの卓越したテクニックによっ
て放たれる音に心震わせ、曲に没入して
演奏される姿の美しさに心奪われ…
耳福眼福とはまさにこのこと！って感じ
でした！
佐藤さん
繊細かつアグレッシヴな素晴らしい演奏
で、瞳さんとのコンサートを鮮やかに彩
られていました！メリハリの効いた演奏
は、本当に気持ち良かったです♪
ホールを満たした響きに、完売満席とな
ったお客さんみなさんが酔いしれたに違
いない時間でしたね〜！
終演後は嬉しいサイン会
そして少しの会話のひととき♪
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