申し遅れましたが現在のことについてお話しましょう。
前部署を飛んだ私が異動になった先は、定年が近い人たちや、
体調やメンタルに不調がある人が多い小さな部署でした。
一番歳が近い人でも一回り以上先輩だったと思います。
そんな中で年次ペーペーの私がいきなりぽっと出で「今日から常駐で応援に来てくれるそうです」なんて紹介されるわけですよ。
普通の人なら何かを察しますし、きっとそうだったんだと思いますが周りの人たちはただ
「若い子が来た!!」と言わんばかりの歓迎モードだったことは覚えています。
指導員の先輩もとても柔らかい雰囲気で、初歩的なことから根絶丁寧に教えてくれました。
しかし、いきなりよそからやってきた人間を受け入れる準備なんてできているわけがありません。
セキュリティの都合で、新部署のパソコンにログインするには上長とシステム部とのやりとりが必要でした。
毎日毎日、もうちょっと待って…と頭を下げられましたが、パソコンでできる仕事が物理的に無理なので、暇な時間が増えるわけです。
ここで激務部署時代の弊害がでてきます。
何か仕事をしていないと落ち着かない…!!!
そんなわけで徐々に私の元バリキャリ精神に火がつきました。
なんでもやるんで仕事をください、と毎日のように直属の上司に頼み込みます。
そうするとラミネートやテプラの作業に加えて上司のアシスタント的な仕事がちらほらと舞い込んできました。
激務部署にいた頃は気づきませんでしたが、
当時はなかなか環境に順応できなかった自分に嫌気がさしていくうちに
どんどん気分も落ちていって、リフレッシュする暇もないもんだから
軽いうつ状態になってしまってミスも増えたんでしょう。
ところがこの、物理的に仕事ができない状況を経て、こういった冷静な考え方もできるようになりました。
だんだん精神状態も顔色もよくなってきて、新しい業務の習得が始まりました。