そんな中で引っかかったのが今の会社でした。
前述したとおり、
プライドだけは一丁前に高かった私にとって、
大手グループ会社に就職できたことで鼻高々でした。
ところが入社してみると、
就活時のネガティブな自分が浮き彫りになり仕事がうまくいきません。
それもそのはずです。
帰ってから楽器の練習をすることしか考えてなかったわけですから。
教育担当になった先輩はとても優しく、美人でスタイルが抜群でした。
そのことに気を取られすぎたために、私はなんと先輩の仕事ぶりという部分をすっ飛ばして
服装を真似し始めたのです。
無駄な努力とはまさにこのこと。
本来覚えなければならないことが死ぬほどあるであろう新卒時代ですが、
帰ってきてから仕事のことを綺麗さっぱり忘れるような私はなかなか新しいことを吸収できません。
結果として、着任当初からほとんど業務内容の幅が広がらないまま2年目を迎えました。