月を支える闇Ⅱ 4 | 騎怒愛楽な毎日

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ナルバンファミリー 隠れ別荘




 「くっそ、始祖め………。 裏切ったな!!」



ボスのファイナが暴れ回る



 「ボス、落ち着いてください。 お気持ちもわかりますが、復讐の機会はいつでもあります」



 「うるさいっ、じゃあ今どうするんだい!!」



 「そ、それは…………」



 「失礼します」



すると、全身黒装束の男を戦闘に数人の人間が入ってくる

それは、周りの空気を変えてしまうほどの異様なオーラを放っている



 「なんだ、お前たちは!」



 「落ち着いて話しませんか、ファイナさん」



 「貴様……、なぜここを、なぜ私の名前を知っている!」



 「名前ぐらいは、調べれば分かりますよ」


 

 「じゃあ、ここを知った理由は?」



 「勘ですよ。 あなたがある人物に大変腹を立てているという噂を聞いてね」



 「話にならん。 出て行け」



 「腹を立てている人物は、ジェンそれと、ザンダイと言う男ではありません」



 「だったらどうする」



2人の一触即発な雰囲気に、ナルバンの周りの者は何も出来ずに

ただそこで立ちつくしている




 「私と一緒に、つぶしてみませんか? 私には、それほどの力と権力、人脈もある」


 

 「騙されん。 確かに、その男には腹を立てているがだからと言って、いきなり現れた貴様のいいなりにはならん」



 「私が、あのジェルソンファミリーと長年因縁の関係にあるとしても?」



 「こっちにはこっちのやり方がある。 その誘いには乗らん」



 「気の強いお方だ。 私の名前は、ファンザーディス・セバイル。 いつでもあなたのお力になります。 よろしければ我家族、セバイルファミリーの元へ」




 「セバイルファミリー!?」



そう言い捨てて、ファンザーディス・セバイルは消えた

それは、さって行ったのではなく水が蒸発して

空気中に溶け込むように、それでいてとても自然に消えたのだ




 「ボス、一体何なんですか」



 「あいつらは、特殊能力のある人間ばかりが集まってできている組織。 それがセバイルファミリー。 さっきのもきっと誰かの能力だ」



 「特殊能力!?」


 

 「あぁ、あんな能力もあれば、ほかにも攻撃的な能力や、治癒能力などの能力がす帰る奴もいるらしい」



 「だから、この場所も………」



 「だろうな、気を付けろよ。 たとえ、あっちから話しかけられてもその話には乗るな」



 「なんでですか?」



 「……………」 




ファイナは黙ってその場を去っていく



 (あれの相手は私がする。 あいつらの話に乗った先には“死”しかない。 話に乗って、屋敷に行けば速攻人体実験。 能力者となって、感情を奪われ、あいつの生きる玩具(部下)としかなれないのだから)



























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今回は、話の舞台をジェルソンファミリーからずらしてみました(笑)

まぁ、次の敵の前ふり的な………




もうちょっと敵ファミリーについて書こうと思います(*^▽^*)

多分、次は敵目線で……(・∀・)






















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