内容(「BOOK」データベースより)

不慮の事故で夢を断たれた元・戦闘機パイロット・空井大祐。異動した先、航空幕僚監部広報室で待ち受けていたのは、ミーハー室長の鷺坂、ベテラン広報官の比嘉をはじめ、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった。そして美人TVディレクターと出会い…。ダ・ヴィンチの「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」小説部門第1位のドラマティック長篇。








少し前にドラマでやっていましたが見ていなかったので、とりあえず綾野剛と、ガッキーだけは当てはめて読みました(´∀`)




いつも通りの有川さんのありがちな設定と、内容なんですが…それでも泣けて、面白くて、考えさせられる、不思議な力を持つ作家さんだな、と思います。





私は小さい時から家の近所に自衛隊があり、年に1度自衛隊のお祭りに行くのが地元民の楽しみでもあり、全く自衛隊の存在に批判的な感情は持っていなかったんですが、この小説を読んで初めて、「戦闘機は人殺しのための機械」と思う人も中にはいるんだな、というビックリな発見もありました。





基本的には災害などが起きた時は命懸けで自衛隊の方々が動いてくれているのはわかっていますが、有川さんの小説は改めてその大切さを実感させられます。




この本には、本編の後に、東日本大震災時の自衛隊の話も出て来て、つい先日が災害から9年目だった事もあり自衛隊の皆さんには頭の下がる思いでいっぱいになりました。





きっと今もコロナで自衛隊や、警察、病院関係者の方々が必死に働いてくれているのだと思うと嘆いてばかりいられないなと思います。




微々たる事ですが、少しでも経済を回したいし、何か力になれる事があればですが…





時期が時期なので色々考えさせられる本でした(●︎´▽︎`●︎)




いつ読んでも有川さんはおもしろいんですが☆




航空自衛隊の飛行機飛ばすショー見たいな〜