最近読んだ記事と、最近起こったこと。


(紹介する記事はどちらも医師が書いたものなので、考え方が医師寄りではあるかと思います。)

 


私はどちらかといえば、説明が長くて、薬をあまり出さないタイプの医者です。

そこで、患者さんになかなか納得してもらえないと、とにかく診察が長引きます。


先日、内服治療を始めて3回目の受診にきた患者さん。


前回も、自己判断で処方箋とは違う飲み方をしていたため、

「副作用などの心配もあるので用法用量は処方箋通りにしてください。それで調子が悪ければ、予約外でもいいので受診して相談してから変更しましょう。」

と説明しました。


今回もまた、処方箋とは違う飲み方を試していたようで、

「このような飲み方をしたら一番症状が楽だった。だから、処方箋をその飲み方に変更して出してほしい」

と言われました。


その飲み方は一般的な用法ではなかったため、

処方箋と違う飲み方をするのは危険であることを再度お話しして、

他の内服薬など、より良いと思われる方法を提案したのですが、

「自分で工夫して良い飲み方を見つけたのに、どうして否定するようなこと言うんですか?もっと寄り添ってくれないんですか?」

と。


これ、本当に難しくて。


私が言葉足らずで真意が伝わってない部分もあると思いますが、

患者さんの要望をなんでも叶えるのが良いことだとはどうしても思えず。

自分でも自分を頑固だなーと思うときはあるのですが不安


できる限り丁寧に説明しても、どれだけ時間をかけても、わかり合えないときはたまーにあって。

そんなときは、まだまだ未熟者だなぁなんて思ったり、

でも人間同士だしそんなこともあるよねと思ったり。


まだまだ反省が多い日々です。