ハーレーのお手入れ | 多趣味貧乏バイカーのブログ

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  良い火花と良い混合気

丈夫なハーレーですが、かれこれ2,3年は同じスパークプラグを使っています。少なくとも10,000kmは同じプラグで走り続けているので、近所にあるホームセンターのセールで購入したプラグに交換しますニコニコ

 

 

  正常です

写真左がフロントシリンダー、右がリアシリンダーです。シングルキャブなので、前後で異なるセッティングをすることができない上、フロントシリンダーにばかり走行風が当たって冷えるので、どうしても同じ焼き色になりません(私バイクの場合)。濃いめの方が致命的なトラブルが起きにくいので、リアがちょっと濃いめになるようにキャブをセッティングした結果、フロントはかなり煤けたスパークプラグになります。ただ、これで好調を保っているので、今更何かをしようという気にはなれません。同じ焼き色にこだわるなら、フロントの熱価を下げることになります。

 

  スパークチェック

ですが一応、フロントのプラグが煤けている原因が点火系に無いか、簡易的にテストします。

これぐらいのギャップでも安定して火花が飛びます。問題なしと判断しました。
 
新しいプラグでも、ギャップの測定と、必要であればギャップ調整をしています。点火方式はフルトラなのレジスター入り、圧縮の低い後期ショベルなのでギャップ広めのプラグを使用しています。
 

 

  キャブレター分解清掃

キャブレターも分解清掃します。

中期エボ用、CVキャブとしては初期のものを使っています。

キャブは色んなものを試しました。Eキャブ→CV→SU→CV→バタフライ→Bキャブ→CV(いまここ)。それぞれに良さがありましたが、私の乗り方には総合的にCVキャブが最もマッチしています。フルトラでVOESも使っていますので、吸気と点火はエボリューションとほぼ共通です。

CVの心臓部、ダイヤフラムも元気ブリバリです。

ジェット類を外した上で穴という穴にキャブクリーナーとエアを吹き、元に戻して完了です。

 
ちょっとアイドリング落としすぎましたね…
 

 

ショベルのキャブレター

私が今まで試したキャブレターと、それぞれに私が持った印象です。

キャブレター

私が持った印象

S&S superE

とにかくパワーとトルクを感

じさせてくれる。加速ポンプ

の調整ができるのは案外助か

る。ラフなスロットルワーク

と低回転のアイドリングは

苦手。

SU

始動性と低回転のアイドリン

グの安定性が抜群。フルトラ

点火でもみんな大好き三拍子

アイドリングやキックスター

トも余裕。燃費がすごく良

かった覚えがある。トルク感

も味わえるが、こまめに面倒

を見てあげないと好調を保て

ない。キャブボディが激重…

バタフライ

さすが純正採用。良くも悪く

もない。あまり使わなかった

ので印象が薄い。

S&S superB

低回転も高回転もそれなりに

良い印象だった。しかし、

フルトラでのキック始動は一

度も成功しなかった。買うと

高い…もちろん売っても高い

が…

CV

アイドリング~全開までの全

域でセッティングがしやす

く、どつぼにはまりにくい。

脱着が楽である点も、セッ

ティングを手軽にしている。

私のショベルからは2分以内

でキャブを外せる。メンテナ

ンスをサボっても、ある程度

好調を保てる。中古市場では

供給過多で買い手市場。

よって安い。この先はどうな

るかわからないが…フルトラ

だとキックでの始動は難し

い。ポイント点火なら余裕。

セッティングを詰めればどのキャブレターも性能を発揮するはずです。結局のところ、私のようなアマチュアにとっての最も良いキャブレターとは、セッティングがしやすく容易に性能を引き出せ、こまめにメンテナンスをしなくても好調を保てるキャブレターなんだと思います。そうなれば、ハーレーが純正採用した最後のキャブレターであるCVが、私にとって最も良いキャブレターであるということは真理に他なりません。