旧三井家下賀茂別邸 | tnkaust(田中良次)のブログ

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オーストラリアのシドニーに住んでいましたが、
京都に移住しました。
宜しくお願い致します。

 

旧三井家下賀茂別邸

重要文化財

 

旧三井家下賀茂別邸 入口。


玄関棟。

移築した主屋の玄関部分として増築された建物です。

内部は書院造を基調としていますが、天井を高くし、

床に絨毯を敷くことで、椅子座の洋式居室として使用されました。

洗面室などには洋風の意匠が用いられています。

 

主屋。

明治13年(1880)に建てられた三井家の木屋町別邸から移築された建物です。

南側に設けた庭園に面して建ち、庭園と一体となった開放的な作りです。

3階には望楼が設けられ、東山の眺望を楽しみ、また庭園からの景観的な

ポイントにもなっています。

 

玄関棟。

大正時代。

 

水屋。

 

脱衣所。

 

洗面台。

 

浴室。

 

裏階段。

 

折返し階段。

2階には上がれなかったです。

 

中庭。

 

お庭。

 

キキョウ。

今回の目的はキキョウの花を見に来ました。

 

茶室。

三井家が敷地を購入する以前に建っていた邸宅の一部を改修したもので、

幕末期以前に遡る建物です。庭園に面して3畳次の間が付いた4畳半の

開放的な広間を配置します。裏側には茶室として極小空間である

1畳台目(だいめ)の小間を置き、煎茶と茶の湯(抹茶)の

いずれにも対応できたと考えられます。

 

紫陽花。

もうアジサイの花は終わっていました。

 

旧三井家下鴨別邸では、お庭を眺めながら、お抹茶やお菓子でひと休みしていただけます。

 

旧三井家下賀茂別邸。

下鴨神社の南に位置する豪商・三井家の旧別邸。

三井家11家の共有の別邸として三井北家(総領家)第10代の三井八郎右衞門高棟

によって建築された邸宅です。
この地には明治42年(1909)に三井家の祖霊社である顕名霊社が遷座されましたが、

その参拝の際の休憩所とするため、大正14年(1925)に建築されたのが現在の

旧邸で、主屋、玄関棟、茶室が現存しています。

建築に際しては、木屋町三条上るにあった明治13年(1880)建築の三井家の

木屋町別邸が主屋として移築されました。昭和24年(1949)には国に譲渡され、

昭和26年(1951)以降、京都家庭裁判所の所長宿舎として平成19年まで使用されました。
近代京都で初期に建設された主屋を中心として、大正期までに整えられた大規模別邸の

屋敷構えが良好に保存されており、近代和風建築として価値の高いことから、

平成23年(2011)に重要文化財に指定されました。

 

初めて行って来ました、入場料は平日¥500円で土日休日は¥600円でした。

京都市内在住の70歳以上の方は無料です。

キキョウの花を目当て行って来ました、カメラの持参でしたが良い写真は

撮れませんでしたが、奇麗なキキョウの花と別邸とお庭を楽しめました。

係員の人に聞きましたら、桜の時期も紅葉の時期も良いと言われていました、

もう少し早ければアジサイの花を楽しめて様です。

また、素敵な場所の開拓が出来ました。

 

京都府立植物園

大正13年(1924)1月1日に日本最初の本格的な公立植物園として

開園した京都府立植物園(京都府京都市左京区下鴨半木町)は

三井家の寄付によって造られた。 

今回旧三井家下賀茂別邸を訪問した初めて知りました。