(症状):
 車軸が曲がった。丈夫な軸に取り替えてほしい。

(対処):
 ミニカーはチョロQと違って押しつけて走らせるものではないが。小さい子供にそんなことをいっても仕方がない。
 ミニカーの車軸は、0.5mm径ほどの鋼線でできていて強い力をかければ曲がって変形したままになる。
 丈夫なものというリクエストなので、手持ち材料にある傘の骨(1.5mm径)を使うことにし、タイヤと軸受けの穴を広げて取り替えた。


ミニカー

一挙に6台がやってきた。


①(症状):車軸が曲がった。 

(対処):車軸を取り出して。曲がりを修正。


②同上


③(症状):車軸がふらつく。 

(対処):車軸受けの一部が破損しており、補修。


④(症状):ドアが開きっぱなし。 

(対処):ドアに関わるスプリングが外れており元に戻した。


⑤(症状):ハッチバックのドアが固定しない。 

(対処):ドアのヒンジを押さえる板バネが変形した上止めているカシメがゆるんでいるので、カシメを外しバネの形を修正してビスでしっかり固定。


⑥(症状):リアスポイラーがとれた。 

(対処):接着剤を使ってはめ込み穴に固定。


①から⑤は、いずれもシャシーとボディーを止めているカシメを削って外し分解して作業すた。作業終了後は、カシメの部分にドリルで穴を開けタップをたててビス(2mm)で止めた。



 キーボードやあいうえおボードなどの中を点検するためには裏ぶたを開ける。
 そのためには、沢山のねじを外さなければならないという話。

裏

 これは一例(アンパンマン マイクでうたえる♪はじめてのパソコンだいすき)で、くぼみが見えるところに11個のねじがある。
 ふたを開けて中のことになると、回路基板をとめるために周辺部、内側にも多くのねじ止めがされている。

 この症例では、押しボタンの反応が悪いということだったので、基板を外し、ラバースイッチ(ついでに全部)をクリーニングした。

 もっと図体が大きいキーボードなどになるとそれ相当にねじの数も多くなる。

電動ドライバーがあると重宝する。



札幌市営バスチョロQ
札幌市営バス(今は走っていない)のチョロQ。

(症状)
 シャシーが、前輪の車軸の部分で真っ二つに折れた。

(対処)
 折れた部分を接着し、接合部にかけて撚り線を熱で埋め込み補強。

ぽぽちゃん
ぽぽちゃんである。

(症状)
 まぶたの動きが鈍い。

(対処)
 ぽぽちゃんのまぶたの動きは眼球の奥がおもりになっていて、姿勢に応じて寝せると閉じ、起こすと開く。
 トラブルの多くは1.5ミリほどの細い回転軸が折れることによるが、今回のぽぽちゃんの場合は、まぶたの奥にゴミが挟まっていて動きを邪魔していた。そのゴミを取り除いて完治。