こんにちは
今年も後僅かとなり、
新しい年を迎えようとしています。
寒い日が続きダウンコートを考えてしまいますが、
ウールの生地のコートが見直されて
楽しまれている様に感じませんか?
ここで洋服の着やすさについて見ます。
洋裁のある生活 (5)で肩線の位置とあります。
肩にハングするとも言いますが
下の写真のボディで肩線を確認できます。
体を横から見て
肩先の真ん中と
首の幅の後ろから3分の1の所
を結んだ線 (肩の赤い線)を採ります。
少しカーブする様になります。
この肩線が基本となります。
どんなシルエットのものでも肩線を理解して
基本を崩さない様に仮縫いし
服を作り上げたいものです
身頃の仮縫いの事
ボディを見ながら進めてみましょう
(スカートの構造で床と平行となる事を書いていますが)
基本は身頃においても ウエストと バストラインは
前身頃も後身頃も床と平行になっています。
肩線を作り上げる順序としては
①前身頃は
布を 前中心は固定しておきます
バストラインのトップから肩に向かって
体に沿う様に持ち上げて
肩線の所で後ろ身頃と重なります
②後身頃は
背中心の縦の地の目を
首のネックまで持ち上げて固定、
その後袖付けから肩の丸みにフィットする様に
確認しながら前身頃の肩線に 乗せて合わせます。
肩線を作り上げる
前後を合わせた肩の①②のポイント(肩線上ほぼ中央)の次は
肩先を合わします。
③肩先では ボディの肩先の位置の腕の幅の中心に合わせます
④最後に 首回りの付け根の後ろから3分の1の所の衿ぐリ線を見て
前後共 体に添わせる様地の目を見ながら
前身頃に後身頃を乗せます。自然に納める様にしましょう
( 肩ダーツ ) 後ろの肩線では当然余りがダーツ、あるいはいせ分となります
前もって型紙上のダーツ分量を作ると前肩線とあわせ易くなります。
ダーツ分量は普通1.5㎝ですが体型によって変化します。
注意 肩線は後身頃が上に重なります。
③と④は後先になっても構いません。
文章では難しく感じられるかもしれませんね
しかし丸みのある所なのでそれぞれの場所での
フィット感を作る作業となります。
生地の地の目が見える様になると仮縫いもし易くなります
洋裁にある生活 ( 6 ) 終わります