こんにちは
民族衣裳には腰にまいているだけで、スカートのように
形になっているものがあります
長方形の布を女性の体型に合わせて作るのですが、
脇に縫い目が無く長い丈で裾の狭いタイトのものは、
歩き易くする為に、前幅に大抵 重なりがとってあります。
色とりどりの刺繍で飾られた幅広のベルトでウエストを決め、固定したりします。
日本の着物もかたちは同じに見えませんか?
日本の織り生地と洋服の生地
洋服用の幅広の生地と着物の反物の違いを見て見たいと思います。
日本の反物は一反が 幅 1尺 (約33㎝) (尺は 反物の幅の時使用します)
長さ 12m 以上
もあり大変長い織物です。
で は洋服の生地と比較してみると、
ワンピースの時 反物の時 ( 幅を合わせます )
幅 90㎝ ( シングル幅 ) 幅 99 ㎝ ( 33 ㎝ × 3 )
長さ 3.5m 〜 4m 長さ 4 m ( 12 m ÷ 3 )
使用します。殆ど用尺の違いはありません。
そして幅広の洋服の生地では
裁断がしやすい事
動きのあるシルエットを作り易い事
縫い合わせる所が少ない事
などから洋服のデザインに無理なく対応出来るでしょう。
一番気になるのは、作品をイメージ通りのシルエットにする事
選んだ生地を使いこなす事でしょう。
思うイメージにするには様々な課題がありますが、
素敵な服作りに挑戦して見ましょう。
ミニスカートの時代は
1960年にイギリスで発表され、1967年日本で初めて野際陽子さんが着用して話題になったスカートです。
以降 日本でも若い女性たちは活動的なミニスカートに何の抵抗も無く
ファッションに取り入れていきました。
ウエストはルーズなヒップボーンで、丈は膝上15㎝近くにもなる短いものです。
それまでの女性のスタイルを考えると、驚く短さです。
デザインも最初は少し裾広がりのあるデザインでしたが、前に2本の片ヒダを入れたデザインとなり、少しオシャレな巻きスカートのデザインもあります
其の内、若い人からそこそこの年齢の人迄、ミニスカートのブームとなりました
ミニスカートのフランス大統領夫人は自立した女性として本当に素敵な方です。
洋裁のある生活 ( 4 ) 終わります