Junkoの日々つれづれ〜楽しむためのカラダ作りをお手伝い〜

Junkoの日々つれづれ〜楽しむためのカラダ作りをお手伝い〜

現在は家族でロンドンに住んでいます。
2020年まで川崎・武蔵小杉でピラティス教室やストレッチサークルなどを運営して地域の健康づくりのお手伝いをしていました。
からだをケアして、人生をもっと楽しく!がモットー。
土台・軸作りの目線で気づきを綴ります。

Amebaでブログを始めよう!

さまざまな皆様のご協力のもと3年間かけて実施してきました

「ママの体力チェック(さんごのからだプロジェクト)」

(市民活動の一つです。詳しくはリンク先のホームページをご覧ください)が、

この度2023年運動器の健康・日本賞日本賞(最優秀賞)を受賞いたしました!!おねがいクラッカー

 

これは、「運動器」の疾患の予防・改善のために実施されており、

その年”運動器の健康増進活動”の最も独創的かつ優れた活動与えられる賞です。
 (運動器の健康・日本協会のホームページより一部抜粋。詳しくはこちら↓

 https://www.bjd-jp.org/award)   

 

運動器という言葉は馴染みが薄いかもしれませんが、

骨・筋・靭帯・筋膜など身体を動かすための組織の総称です。
 

怪我をした場合に扱う診療科は整形外科、

といえば、分かりやすいかと思います。

(ママの体力チェックで測定している”ロコモティブシンドローム”は

運動器の移動能力を測るテストに当たります。)

 

では、”産後の女性が身体の治療のために整形外科に行く”

というのは一般的でしょうか?

 

産前も産後も経過が順調であれば、不要かもしれません。

でも、現実には私たちのこの研究で10人に8人がロコモティブシンドローム、

つまり運動器が低下傾向の症状が出ているという結果が出たのですビックリマーク

(きちんと研究者が統計にかけ、正式な学会発表をしています)

 

運動器の低下は痛みや痺れなど自覚があるものだけではなく、

立ち上がりにくい、歩きにくいなど生活の上で移動が不便になることも含みます。

つあり本当に不調になる(痛みとして出る)前に、

機能が落ち始めていることを調べることができるテストがロコモチェックなのです。

 

私達が、「ママのからだが大事!」とお伝えしてきたのは、

この”運動器”にトラブルがあれば、

車が故障しているのと同じで、快適なドライブなどできません。

トラブル音を放置しておくことはいつか故障に繋がる可能性があるため、

予防のためにも、早めのカラダのケア=メンテナンスが大切だからです。

 

産後は特に体に不調が出やすく、

その時点でのケアがその後の(一生の)体調を

左右することもあります。

また、母親の体調は自分だけでなく、家族や子供にも大きな影響もあります。

 

なのでママの身体を大切にすることは、

家族、子供、そして社会にとっても大きな意味があります。

 

そして、今回の受賞においても、審査員からは

「母子に向けての運動器に対する取り組みは少ない」

という視点でも評価をいただきました。

これは嬉しい反面、そのような取り組みが少ないとも言えるでしょう。

 

実際、先ほどの問いかけのように

「産後に腰が辛い、肩がこる、なんだかしんどいから、、、」

という積極的に整形外科に行くでしょうか?

痛みが強くあればまだしも、

「恥骨になんとなく痛みがある、抱っこしていると背中が痛くなる、

長く歩くことが大変、肩こりから頭痛が起こるetc,,,」

 

と、少し調子が悪いかな?の状態では、

↓ように思う方も多いはず。

・育児中は仕方がない

・整形外科に行っても湿布と痛み止めくらい

・子供を連れて整形外科に行くのは大変

・頭痛だから、整形外科ではないかな?どこへ行けば?

なかなか積極的に整形外科に行こうとは思いませんよねぼけー

 

その中でも、「整形外科は湿布と痛み止めだけ」

これ確かにこのようなクリニックがまだまだあることは

残念ながら事実ですショボーン

 

しかし、上記の症状は全て運動器=整形外科の領域です。

痛み止めや湿布を使うことも併用しつつ、、、

・身体の動きを見たり、話を聞いて原因を考察する。

・その原因動作の修正をしたり、

・不調につながる硬さをとったり、

・必要なエクササイズを提供する。

これらの、基本的な整形外科でのリハビリでも

運動器の機能の回復して動きを良くしたり、

(車のサビ落とし、オイル刺し、クリーニング)

疲れにくい身体のバランスに変えてくれるはずです。

そして、最近はそのようなリハビリができる場所も

少しずつ増えてきているです照れ

 

しかし、当事者の女性や、周りの家族や先輩も、

”産後の不調は今だけの辛さ、我慢するしかない”などと

思い込んでいることもあり(リハビリが変わってきていることを知らない)

整形外科に足を運ばなければ、いつまでもリハビリを受けることが

”当たり前”にはなりません。

 

今回、運動器を管理する総本山とも言える運動器の健康日本協会より、

「母親も早期に元気に復帰できるように期待し」と、

温かい言葉も添えていただきました!

つまり、産後女性の運動器の早期回復=整形外科での治療

を前向きに奨励してくれている、

ということです!(きっと!)キラキラ

 

私たちも受賞の喜びとともに、この問題をもっと沢山の方に知っていただき、

”産後のからだ=運動器のケアが必要”という意識を上げる

=ヘルスリテラシーを上げられるように

今後もママの体力チェック&からだケアを伝え続けたい、

そう再確認いたしました照れ

 

【告知です】

ということもあり、この3年間の報告会を行います。

同日に続けて2コマあり、

前半は無料の報告会&からだケア講座(ミニ)

後半は有料セミナーとなっております。

(どちらもご希望の方も、それぞれにお申し込みください)

右差し3月5日14:00ー15:00【無料】報告会&ママのからだケア講座

詳細・お申し込みはこちらから↓↓

https://sangonokarada-1.peatix.com/view


右差し3月5日15:00-16:00【子育て支援者向けセミナー(有料)】産後ロコモを知ろう!

詳細・お申し込みはこちらから↓↓

https://35nokarada2.peatix.com/view

地域では、ママの近くで子育てを支える

サポーターさんの存在がとても大事!
”お母さんの体の悩みにもっと寄り添える支援のヒント”をお届けします。

 

どちらも私が半分話します〜バイバイ

2022年度WiTHs主催の勉強会”産後の体力を考える”に参加しています。

(過去2年間、産後の疲労、産後の運動、について参加しております)

 今年は自分の課題として、毎回感想などをブログにまとめる、

としました。

(ミーティング内容そのものを載せるわけではなく、

私の意見に偏るやや雑多な記録となります)


※前回第4回目は欠席いたしました。


今回第5回目のお題は「年齢と体力」

年齢と体力の関係とは。。。
一般的に(この一般的というのは、あとで覆されますが、、)

「年齢を重ねると、体力は落ちがち。。。」

というイメージですかねにやり

 

ですが今回もマニアックな理学療法士のメンバーは、

”いやいや、、、”とディスカッション。

 

そもそも、

「すっごく元気=体力あるお年寄りっているよね??」

という意見も多数あり。

 

若い頃は体力を無駄に使って、

歳重ねてからは体力を上手に(効率よく)使えるよね。

という意見もあり。

ふむふむ・・

 

そもそも体力を「上手に使う、効率的に使う」っていう

考え方そのものがいかにもPT(笑

ですが、

 

では、体力とは??と、また原点回帰。

体力は以下のように分類されております
身体的要素

  ∟行動体力(形態・機能)と防衛体力(身体的ストレスに対する防衛力)

 

精神的要素

  ∟行動体力(意思・判断・意欲)と防衛体力(ストレスに対する抵抗力)

(引用:健康長寿ネットより

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/undou-kiso/tairyoku.html

 

で考えると、身体的な機能は年齢に応じて衰えるものもありますが、
行動体力のうちの形態は変わっても、機能の面では人生の学習により、

効率的になるのかな??
ただ、そう思う(できる)のは、PTだからでは??などと思ったりしましたグラサン

 

一方で、元気があって活動的な高齢者の方は体力があるように見える

というところから、

気力=精神的要素の行動体力の意欲・意思によっては

身体機能を上回る体力を発揮するのか??

という意見もあり、

モチベーション生きる精神力、生きがいなどが体力につながるのか?

という見方もあり、

今回は今までにない「体力に対する見方」が増えたような気がしますニコニコ


改めて思うに、

「年取るっていやーねー」

イメージが当たり前に自分の中でも疑わない観念でした。

 

でも、よく考えれば運動器に関しては加齢しても強化できる

数少ない臓器のような気もしますので、

加齢=体力低下、と単純には言えない気もします。

 

結局加齢と共に衰えるのは何なのか?

(何かが衰えたり、寿命が短くなるのは事実だと思いますが、、)

代謝、免疫、メンタル、認知面、、複雑に絡みますねえー?


また、身体的ストレスの面に関して言えば、

免疫力をあげる=恒常性を保つ力

という見方もあるのかと、ふと思う次第。
 

ちなみに、、、

私が好きな方で、三浦雄一郎さんがいらっしゃいます。

80歳でエベレスト登頂を果たした方です照れ

https://www.highness-co.jp/churakubou/detail/23

 

この方のスゴいところは、生活習慣病、骨折などを乗り越えてきた、

ということだけでなく、「年寄り半日仕事」を受け入れた、

ということだと思います。

無理はできない、若い頃と同じは無理なら、

年寄りに見合ったやり方でやろう、と工夫をした。

その結果80歳でのエベレスト登頂をやり遂げた。

頑張り過ぎない、そこが「効率の良い体力の使い方」

ということになるのかなーー。


あと個人的な感覚で言うと、体力は

胃腸の調子が左右する

というのが直感で出てくる意見であります。

内臓が元気じゃないと、疲れやすくてすぐ横になってしまうんですーーぐすん

ウチのやんちゃな坊主くんも、幼稚園の頃は2ヶ月に一度はお腹を痛くしていて、

体力ないわー〜って思いました。

子供は体力ある方だけど、動くのが好きじゃない子供もいますしね。

 

今回の私の結論

年齢と体力は関係ない!
むしろ、

体力はモチベーションと疲れにくさ=恒常性を保つこと

 

と言うことで、今回も良い学びをさせていただきました!音譜

 

あ、産後と結びついていませんでした。。。

産後に体力が、、と言う場合、

特に高齢出産などで体力がない、、などの意見もありますが、

それは年齢だけでなく、

初産の場合、その年齢で初体験することとの乖離、、、

かもしれません。

 

つまり、その年齢で新しいことにチャレンジすること、

未知のことが起こってメンタル的にストレスが増えること、

などなど。。。

なぜなら、同じような年齢で出産しても、

2、3人目の方が余裕があったりしますからにやり

日本の文化で性教育が迷走しているように見える、

なんて、初めから偉そうに言いますが、、、

 

私的には”包括的性教育”も包括的”生”教育にして欲しいくらい、

身体を見ている身としては、性教育だけ取り上げて云々言うこと自体、

ちょっと視点が違うのでは、、?と言う気がしていましたにやり

 

かつては保健の代名詞のようだった”性教育”。

最近は命育とかSNSでも様々な情報が増え、

自分が子供の頃とは意識も変わってきている。

けど、、

最後に大事なのは、自己決定力、だと思うのです。

あと大事なのは、コミュニケーション力。

 

自分がどうしたいのか=自分の気持ちが一番大事。

なぜなら、自分を大事にできないと、相手も大事にできないから。

でも、一方で

自分が好き勝手やること、と、

社会の中で生きていく(相手がいるということ)ことは

時に葛藤や矛盾があり、

関係性という意味で難しい問題であること。

 

と、おぎママだって言っている!(かな?)

先日見つけた記事です。

尾木ママ流性教育のすすめ

https://news.line.me/list/oa-asahikids/es6vh3npom9h/eikqnh0v5rja?utm_source=OA_digest_oa-asahikids&utm_medium=20230

 

私が思っていたのは、日本の文化や環境が、

自己決定を弱くしている文化だと言うこと。

同調性が強い、

多様性を認めない、

自己肯定感が低い。

そうそう、そうそう!

 

そして、

寝た子を起こすなで、性教育に蓋をしてきたのに、

一方”道徳”「寛容」「生命の尊さ」について扱うのは

矛盾があるもおっしゃっています。

(「思いやり」なんかも学びますよねー)

 

そう、日本に”道徳”という授業が昔からありますね。

これが意外と鍵だったりする?!

と言うのはイギリスに来て気がつきました。

今回はその話がメインです!(やっと本題)

 

きっかけは、8歳の子供が言った授業の感想。

「PSHEって道徳だよニコ

の一言。

 

このPSHEとは、

Parsonal Sotial Health and Economic

個人と社会の健康と経済(的影響、かな?→その後息子の話から、税金の話をしたと聞きました!)

と言う授業があります。

イギリス政府のHPです↓

 

 

その授業の内容を尋ねたときの答えが、

上記「道徳だよ」というのです。

 

道徳。。。

8歳の息子は日本で小1、小2と過ごした。

その教科書は見るまでもなく、

思いやりとか、お友達と仲良くとか、、

そんな話じゃないかと思います。

(お手元にある方、ぜひお目通しください)

 

健康の授業が道徳??うーん

 

では、、Health健康とは何か?

という疑問も湧きます。

健康=元気なこと?

だけじゃないってことですよね?!

 

健康のためには、置かれる環境での”安全”も入るんです。

これは最近の日本の保健の教科書にもありますが、

事故や怪我をした時の対応や災害のことも安全対策として大事。

健康のためには怪我をしないための予防も大事です。

 

そして身体だけでなく、

メンタルの状態が良いことも必要ですよね。

メンタル=感情のコントロールや、自己肯定、否定された時にの乗り越え方etc,,

心が傷つかないために、傷つけないための予防

ここが社会との関係性=道徳的なのじゃないかと思います。

(8歳の子はPSHEでいじめについても学んでいたようです)

 

そう考えるとイギリスでは、
国、宗教、考え方、からだ、人との距離感などが人によって違う

と言うことを学ぶことも、

健康で安全な学校生活・社会のために不可欠。

なぜか?

イギリスは移民も多く、

出身の国、言葉、身につけるもの、

食べるもの、信じていることなど、

様々なバックグラウンドを持つ人々の国です。

その”違い”を認めて、受け入れていかないと、

”違う”ということは、それだけで

大きな不安に変わる可能性があるものだから。

だって、その”違い”故に戦争まで

起こっているんですからあせる


健康・安全な社会のために、

道徳的な概念社会的な健康・他者との関係性を学ぶ授業

は必須ということ。

それがSocial Helthの問題であり、

最後はEconomy経済まで関係してくるという

本当に”包括的に”小さな頃から時間をかけて学ぶ授業のようです。

(全然性教育っぽく無いですが、その中に個人の性の話も含まれ、

13歳の息子はその授業でLGBTQのワークショップをした、とのこと。

PSHEについてはまた記事で載せます。)

 

ちなみに、道徳のおかげか文化そのものなのか、

思いやり、おもてなしなどの概念は日本人に強く根付く意識です。

が、

・自分の気持ちを言葉にすること

・自分自身を守ること

・自分の考えに自信を持つこと

・守ってくれる人がいる、そのことを知ること

・感情や関係性についてよく聞くこと、考えること

このようなことを教えてもらった、考えた、言葉にする機会は

学校教育でどのくらいあったでしょうか?

そして、親子や家庭の中では??

 

相手への意識は大事ですが、関係性を良好に保つためには、

自分の意思をしっかり持って自信を持って伝える

つまり自己肯定の気持ちが何より大事だと。

そして言葉にする、伝えるという具体的な行動まで伴って

初めて自己決定なんだと、

つまりそこまで含めて包括的性教育なのでは?

(そして時に否定されることもあり、それを乗り越える力も必要)

日本人には本当に難しいハードルが沢山あるわーあせると、

イギリスの社会・教育を見て思いました。

 

尾木ママは

「保護者が価値観をきちんと持って伝えていけば、

子供はきちんと受け止めてくれる。

保護者は正しい知識を学ぶ必要があり、
何かあった時にすぐ相談してくれるような

親子関係、信頼関係が大事だ」

とも、述べています。

(先のリンクにはおすすめの本も掲載されていますよ。)

 

でも、正しい知識って??

子供との話って、どうしたら、、?

と思うのと同時に、

”今の日本の学校の保健授業”って何やってるんだろう??キョロキョロ

って興味湧きませんか?

湧きますよね??

 

そんな方は、もう少しお待ちください!
そのうち保健の教科書を読む、語る機会を作ろうと思っています!ニヤリ

ブログでも告知いたしますので、ご興味ある方は引き続きフォローをお願いします!

そして、いいね!をもらえると準備も進むので、

この記事いいな、面白い!と思う方、いいねボタンをポチッとお願いします!音譜

文字通り11月の下旬に

「予防理学療法学会」

「ヘルスプロモーション学会」

「ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法学会」

を同時期に視聴しました。

 

時差の関係でリアルタイムではほとんど見ることができませんでしたが、

それでもオンデマンド配信がない特別講義などは朝4時から参加グッド!

 

オンデマンド参加の良いところは、

同じ日に違う開催場所の学会でも

後日配信を観れるので、

複数の学会に同時参加できることニコニコ

 

オンデマンドのデメリットは学会によって配信内容が違うので、

ある学会は講演だけ、ある学会は一般の発表だけ、などさまざま。

そこは贅沢言えないですね。。。にやり

 

そしてオンデマンド期間の2週間ほどは、

結構勉強の時間(視聴時間)が取られます。

とはいえ、全部聞けたらすごく勉強になるのでやっぱりお得です。

しかも聞き逃した部分や、もう一度詳しく知りたい部分を何度でも再生できるのもgooe!

 

ところで、なぜこの3学会が日程がかぶるのにもかかわらず選んだかというと、、

・予防理学療法学会は、地域での活動というのは予防が中心です。

・ウィメンズヘルス・メンズヘルス学会は(私個人の)アップデートが必要。

・ヘルスプロモーション学会はヘルスリテラシーが私の中の今のホットなキーワードで、

だから。

 

つまり、どれも地域社会での活動に不可欠な要素ということ。

 

特に女性・女性の身体に関わる際は、

・女性のからだそのもの(ウィメンズメンズヘルス理学療法)

・大きな変化がある時期に向けて予防的な視点(予防理学療法)

・健康を維持増進する意識(ヘルスプロモーション)

などさまざまな視点を持つ方が、幅広い見方がでるかなと思うからです。

 

そして、実際各学会での話はそれぞれに興味深かったのですが、

全体で見ると、分野が異なるようでいてそこには共通点があり、

逆にどの視点から見ても大事なことはそんなに変わらない。

 

そうすると今現在私のモヤモヤっと考えていることが

はっきりした気がしますニコ

 

まず、「ウィメズ・メンズヘルス理学療法」においては

エビデンスの構築の必要性

常にアップデートされる新しい情報、研究の見方とエビデンスの種類。

使い方。。。

また、実践報告・基礎研究ともに同じ様な視点に着目した報告が増え、

そこで改めて評価と介入方法の統一の大切さなどを聞くことができました。

 

つまり、骨盤底筋群の働き、姿勢や角度など介入による変化、

分娩や抱き上げ動作などの活動における違い、

などが多く報告されていた気がしますが、

その評価方法を統一することで、同じ質のデータが揃い、

比較検討すしやすい、信頼性を高めやすいということ。

 

常に臨床からクリティカルクエスチョンを持ち、研究につなげるということ。

研究をする際のデザインの大切さ、、など。

発展途上の分野だからこそ研究・学会の面白い面を見ることができました。

 

「予防理学療法」では、メインテーマの一つが他職種連携

なぜなら予防理学療法学会は、栄養学会、骨粗鬆学会などの合同学会を兼ねているためです。

キーワードはロコモやフレイルなどの身体機能の低下をどう予防するか

そのためには一分野の専門家だけではダメですし、当事者の意識や環境など

さまざまな要因が関わってきます。

他職種連携といっても、医療の中から地域・行政・民間など、

さまざまな分野での連携が必要であり、

そうするとむしろ自分の分野での専門性が問われるわけですし、

専門分野の代表としてそこにもきちんとしたエビデンスをベースとした

効果の出せる方法が求められる、というロジックが見えました。

 

そして、「ヘルスプロモーション学会」

こちらでは主にヘルスリテラシーが大注目であり、

キーワードはナッジ=自主的な行動にどう背中を押すか

という視点が新しかったです。

 

また、こちらも産業保健との合同学会であり、

地域の保険と産業保険の連携や、医療から地域、

地域と産業、学術機関などこれも大規模な連携が必要な分野であることが、

改めて勉強することができました。

 

一つ残念であったのは、ヘルスプロモーション学会の中では

産業医・産業保健師・保健士が中心なのですが、

理学療法士の姿があまり見えないこと泣

理学療法士の中の予防分野でも同じ話をしている面が数多くあるのに、

残念に思いました。

 

特に、検診とその後の健康づくりにおいては、

運動に関する項目は外せないはずですし、

体力測定、作業環境、効果的な運動指導、障害・痛みなどと付き合いながらの生活

などについては理学療法が得意とする分野です。

もっと理学療法士の認知度上がるといいなー、

とここでも思いましたお願い

さらに、この3つの学会を通して、

医療と民間運動指導の連携・つながりと課題などに着いても

考えることができました。

 

ウィメンズヘルス分野でも、

医療での理学療法と民間の運動療法は今までなんとなく、

垣根があるというか、職域が被らないのに連携する難しさがありました。

 

それは、分野が似ていることもあり、どう棲み分けや協業をしたら良いのか

模索していた面でもあります。

 

でも実は、当事者から見た立場の違いを把握していないだけなのかもしれませんし、

そもそも本人に与える影響や関わる対象・タイミングが

社会全体に適切に認識されていないんかもしれない、とも思いました。

 

これは、まさにヘルスリテラシーの分野。

利用者目線でどの症状・状況の時に、どこに足を向けるか。

提供する側利用する側も認識のギャップがあるところを埋めていく

必要があるのではないかと思いました。

 

具体的に言えば、
健康増進=運動指導

治療=リハビリであれば

予防はどちら??→手段、方法などを一緒に考える必要性。

なのかな?と思ったりしました。

 

あ、なんかスッキリ!
2003年はそんな話を、わちゃわちゃっとしてみたいなーー

と思います。

ご興味ある方はメッセージください!音譜
 

2022年度WiTHs主催の勉強会”産後の体力を考える”に参加しています。

(過去2年間、産後の疲労、産後の運動、について参加しております)

 今年は自分の課題として、毎回感想などをブログにまとめる、

としました。

(ミーティング内容そのものを載せるわけではなく、

私の意見に偏るやや雑多な記録となります)
 

今回3回目のテーマは

産後に「体力別にいらない、このままでいい」と言われたら?

 

なるほど、、、

産後のお母さん、いつも大変だし、

体力が欲しいと思ってもつい「このままでいい、、」と

思ったりするのかなーー、、という気もしますうーん
 

その裏には、

体力つける=運動したり大変、だったりするし。

それより休みたい!が本音だったりするのも分かります。

(私もどちらかといえば、体力作りの運動は苦手ですあせる
 

とはいえ、参加者の中には

「無尽蔵に体力が欲しい」

「質問の意味が一瞬わからない」

というくらい、

体力=ある方がそりゃいいよね!

という意見も多数。

これにも同意します。

私も最近はショートスリーパーの方が羨ましい。。

つける過程はともかく、体力があるのはいいことだと

つくづく思います。

特にデスクワークが続く今日この頃、、ショボーン

 

産後の年齢にもよるのかな。。。

若かったら、そんなに感じないよね。。。

という見方もありました。

若いお母さんの中には、毎日子育てしながら自分の友達とも遊んだり、

お出かけしたりして逞しく子育てしている方もイメージにあるよなぁ。。

 

参加者はリハ職も多いので、

やっぱり高齢者の方に重ね合わせるケースも多く。。

歳を取れば取るほど、体力の必要性を感じる、というのは事実。


とはいえ、産後のお母さんと高齢者は、ちょっと違う気もするにやり

子育て中は、
常に疲れている気がするし、

寝不足にもなる。

一人になりたいと思う、自分の時間が欲しいと思う。

やりたいことができない。。。(のは私の状態)

お母さんに必要な「体力」とはなんぞや??

と、結局勉強会のテーマに立ち戻る。。
さて、ここで今一度”体力の定義”の確認です。


一つは実際に身体を動かし行動する身体的な能力のことを「行動体力」という。
もう一方は「防衛体力」といい、病気やストレスに対する免疫力や抵抗力、環境に適応する能力である。
 

なるほど。。。

行動体力について、いらないと言っているのか
防衛体力について、いらないと言っているのか、、
も考えるネタになりそうではあります。
 

が、今回はその話にはならなかったです。

どちらかというと、

体力=スポーツする人のもの、というイメージや

体力のあるなしということ自体に向き合うのが嫌だというかた、

体力が必要=体力をつける時が辛い、

そもそも、産後に必要な体力って何?みたいな堂々巡りのような考え、、

などざっくばらんに意見が出ていました。

 

そこで、最も注目を浴びた一言は

「体力があると、もっと頑張らきゃいけないと思う、のかも」

というご意見ビックリマーク

 

ここは、私としてもツッコミどころでした!
なるほど!です。

体力をつけること自体が苦になる、ということはありましたが、

さらに、体力がある=もっと頑張る!、なのかあぁと。

さらに、さらに、頑張らなきゃいけない、のかぁと。

 

これって、

何かやりたいことのために頑張る
のとは全くベクトルが違いますよね。

 

〜したいから頑張るなら、
前向きですし、体力はむしろ欲しいわけです。

でも、何か強制力があったり、自分のではやりたくないけど、

必要があってしなければならない

から、頑張らないといけないわけです。(よね?)

※頑張らなきゃ=頑張る+しないといけない

「しないといけない」

→必要とされている(weblio類語辞典)、
 強引に物事を行う(連想類語辞典)
 

 

それが産後に、、って??

行動体力「実際に身体を動かし行動する身体的な能力」

を考えると、

産後に実際に体を動かすことといえば、、、

”子供のお世話”がメイン??
体力あるなら、もっと子供の世話しなきゃ〜〜!

ということに繋がるのかな??

 

それは、、、確かに嫌だな。。ショック

産後のお母さんのお悩みは、

寝たい、休みたい、自分の時間が欲しい。です(よね?)
自分のペースでやりたい、もあるかもです。(よね?)

それが、

体力があれば、もっと子供の世話に費やせ、、っていう

既成概念とか、社会的常識とか、一般的イメージとか、

無意識のメッセージとか、あるんでしょうかねぇ??うーん

 

私なら、

体力があれば、
・もっと仕事と家庭の両立がばっちりできるのに、、とか


・子供の寝た後に、自分のやりたいことをやる!とか、

 

・子供と遊びながら自分の体も一緒に鍛えちゃおう!とか、

 

・子供3人連れて旅行に行っちゃう!とか、

自分のやりたいことを優先に、そこに子供をどうやってくっつけられるか??

と思ったりするんですが、、

ここで、今回の私の結論:

産後の体力とは「自分がやりたいことを実行できる力」なのでは??


私は運動でも、リハビリでも最重要なのは

モチベーションだと思っています。

リハで言うロングタームゴール、ですかね。

 

リハ職は先を見通すことも仕事のうちですから、

このままだと(将来)、、、なります。

これができれば(将来)、、もできるかも。

そのためには〇〇(体力、筋力、環境etc)が必要。

と言うモチベーション上げあげのロジックで動いたりします。

 

それにしても、ママのモチベーションが上がらないのは本当にマズくないですか?!
ママが体力をつけるのに言い訳をしたくなるような、

そんな社会じゃまずいんじゃないか、、ぼけー

多少言い訳をしたとしても、最後は自分の満足のために

モチベーションが上がるような社会的サポートが、

全体のメッセージが必要なんじゃないか?!

と思いました。

 

ママだって、もっと人生楽しもう〜!
体力は自分の楽しみのために使っていいんだよ。

そのための手抜きは手抜きじゃない!

子供は育てなきゃいけない、かもしれないけど、

子育てだけに自分の体力を使いきる必要は、全くないんだよ。
子供は社会で育てるもの。
母は守られるもの、であって欲しいなぁ。。照れ
 

また、深く考える時間になった885の時間でした!
次回は12月3日ですが、私用のためで参加できません。

アーカイブがあればいいですが、そのまま年末の予感。。。
もしや次回は年明けかもしれないです!