みんな誰しも、明日何が起こるかわからないところで生活していますので、不安が尽きることはありません。
不安は、自分に都合の悪いことが起こるのではないかと心配する気持ちだから、その時は、緊張して落ち着かなくなったり、汗をかいたり、眠れなくなって、とても不快なものです。
不安が強い時は、不快なものを軽くすることを考えてしまいがちですが、それではあまりいい効果がなかったりします。
不安があるときには、それを引き起こす原因になっている欲求が必ずあります。
例えば、
・大勢の前で話すときに、上がって喋れなくなったらどうしようという不安なるのは、堂々と喋りたいという欲求があるからなのです。
・胃の具合が悪いのではと、始終気にしているのは病気になりたくないという欲求があるからなのです。
・大学受験に合格したいという欲求があると、落ちるのではないかと心配になります。
欲求のないところに不安はありません。
大学にはいりたいと思わない人は、不合格の不安はありません。
また、健康な人は病気が治るだろうかなど気にしません。
不安とうまく付き合っていくには、自分にはどんな欲求があるのかを知る事から始まります。
『欲求のないところに不安はない。どんな欲求を持っているか、ハッキリさせることが大切です。』