「健康」な気分と「不健康」な気分があると思います。
最近思うに、多少なりとも、この現代には「無気力で丁度いい」ような場合があるような気がします。
よく、「憂鬱」とか「気力が出ない」という方とお会いしますが、話を聞いてみたら、
「したいことがあるけどお金がない」
「好きな人に逃げられた」
「仕事で失敗した」
「友達に裏切られた」
「受験に失敗した」
・・・・
こんな状態で元気にはしゃいでいられるわけがありません。
気力が出ないような状態にあるのだから、気力が出ないほうがいいのかもしれません。
こういう時は、「憂鬱」であることが「健康」なのだから、きちんと「憂鬱」でいるほうが大切なのかもしれません。
「健康」な気分なのに、無理をして「憂鬱」を止めようとして、「不健康」な気分を目指しているのですから・・・
健康な気分は「憂鬱」な時もあれば、「楽しい」と感じる時もあります。
この『喜・怒・哀・楽』のどれか一つでも欠けてしまっては、「不健康」になります。
だからこの「喜怒哀楽」を感じた時は、その気分をそのまま大切にすることが健康な気分なのではないでしょうか。