人は自分自身の傷や問題を、直視したくないものです。
それは痛みを避けるためです。
痛みゆえに麻痺させてきたものを、多くの人が抱えています。
たとえば「セルフケアをしましょう」と言葉で言って
「はい、わかりました」と答えるのは簡単ですが、
実際のところは、「そんなこと言ったって私は忙しいのだ、
あのことが片付かないとゆっくりする時間なんてない、
今は家族が大変なときだから自分のことなんてとても…… 」
ということになります。
大事なのは、何をするとかしないとかの問題ではなくて、
「自分の面倒をみるのは誰だろう?」
ということに、深く気づいているかどうか?なのです。
どんなことにせよ、深い気づきというのは、言葉でたたみかけて
説明されても得られません。
自分で気づいていく必要があります。
大切なのは、自分の自身の問題や傷を癒しているイメージが大事
問題や傷をどうこうしようとあがく事よりも、自分でちゃんと自分をいたわっているか
いたわること、いたわれる時のイメージを大切にすること。
なかなか難しいかもしれませんが...
そうやって、少しでも自分に気づいてあげるだけでも、自分自身を無視しているわけではありませんから。