人の性格は変わるものなのか、変わらないものなのか、昔の人々はさまざまに考えたようです。
例えば、「三つ子の魂百まで」というのは、三歳くらいまでの親とのかかわり、しつけが、子供の基本的な性格を決めるためです。
しかし、一方で、性格は年齢とともに少しずつ変わるのもまた事実。
例えば、「朱に交われば赤くなる」という具合で、社会で生きていくかぎり、周囲の人の影響から完全には逃げられないのです。
自分の性格で悩んでいる方は、周囲の人との摩擦によって、対人関係の問題で苦しくなっている部分があり、そして対人関係が乏しくなりがちにもなります。
しかし、これでは自分自身で変わり、また、周囲の人とのかかわりで変わるチャンスを逃しているのも事実。
しかしそこまでの道のりには、大変な時間と辛さがのしかかります。
少々辛くても、自分に向き合うことは大きなプラスになるはずですから、「性格が丸くなる」のを待つだけではなく、「性格を丸くする」ことも必要になるのでしょう。
過去の偉人や有名人にも少々極端ですがある種の性格の偏りがあり、強烈な個性を生むこともあります。
どのような自分を引き出すかでひとつの個性として上手に表現ができるようになると思います。