おうちを汚すから飼わないというなら、犬はお行儀を身につける事ができる。
留守がちだから飼わないというなら、犬はけなげにも、孤独と向き合おうと努力するかもしれない。
貧乏だから飼わないというなら、犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。
だけど…
死ぬのが恐いからって言われたら、犬はもうお手上げだ。
すべての犬は永遠じゃない。
いつかはいなくなる。
でもそれまでは、
すごく生きている。
すごく生きているよ。
たぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、飼い主たちは、大変であつくるしくって、幸せな時間を共有しているはず。
飼いたいけど飼わないという人がいたら、伝えて欲しい。
犬たちは、あなたを悲しませるためにやってこない。
あなたを微笑ませるためだけにやってくるのだと。
どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を預かってみるのは、人に与えられた、素朴であって高尚な楽しみでありますよと。
この文章を読み返す度に考えさせられます。
今はペットブームで下手したら、日本の15歳以下の子供たちより多いはずです。
そのぶん捨てられている犬や猫もいるはず。
責任をもつと重たいですが、
幸せをいただいている事を実感できるといいですね。