誰もがもっているかもしれない、心の中にあるみずいろのこびん。
お母さんや友だちに嫌われたくなくて、自分の気持ちをこびんに押し込める。そしてさびしい気持ちを、つらい気持ちをわすれたくて、ぼくは食べ続けた…。
保育園児の気持ちが描かれた絵本です。
自分自身を上手く表現できず、その想いをこびんに押し込め、常にいい子でいなきゃっ、母親に心配をかけたら駄目だっ想ってて頑張り続けたり、友達から嫌われたくない一心で、周囲にあわせ続けた…
そんな思いを抱えながら、食べ続けるという、摂食障害のこころの一部を描写されています。
子供だけではなく、大人にもある心の叫びが描かれているようにも感じました。
作者のあとがきがいっぱい書いてあって、あとがきを読んだ後に、また読みたくなる絵本でした。
今も、僕のところに来る方と一緒に読んだりします。