picture by Gemini
黄昏れの片隅で
黄昏の片隅で
消えてゆく夏の色
光は跡を残せど
日焼けのように少し痛い
雨の前の紫の空
不安な気配…
やがて来る秋の気配は
「また ひとりだね」
意地悪く 嘲笑うよう…
わかっているけれど
この季節は心が 弱くなる
新しい服を揃えて
気休めにするけれど
華やかな世界になど
棲む側にいない
だからこそ似合うのかもしれない
色を失くしてゆく今が
自嘲気味に俯けば
まだ青い木の葉が
カフェテーブルに舞い落ちる
そのままの生き方を
肯定してくれるように…

