覚醒 覚醒人は 何に目覚めるか 知れないひたすらに労働(いと)を紡いだ者が ある日 旅の衝動に駆られタロットの愚者のごとく風のままに生き始める享楽に身を任せていた者が突如 大地を耕し広大なる農園を築き上げるそれは 遠き声に誘われたのか魂の 抑えがたき渇望なのか胸の乾きは 最早 我慢ならない火いつかの星で残した壮麗な宿題を果たすようにそして いまきみと わたしがこの地上で こうして並び立ちまばゆい景色を共に見つめていることも遥かな時からの約束だったのね