#好きな服を処分するタイミング
処分できない…
なかなか処分しないウサギ。
バブル期の服は 本当に長く持っていました。
着もしないのに。
ウサギは先にブログに書いたように、某アパレル企業で、バイヤーを務めさせて頂きましたから、それはもう、憑き物が憑いたように購入せざるを得ない状況にありました。(付き合いとかで。)
その頃の品は縫製はメイドインジャパン。生地も一流でしたので、ほんとうにお高かった。
給料の払いが
「え?!」
ってなるくらい。
ただわたし、靴以外、バックや装飾品に興味がなくて、バイヤーという裏方の仕事だったおかげか、海外で質の良いバックを安く入手してはそればっかり使う派でした。
先輩方にお洒落しなさい、と叱られたくらい。
だからたまに、高いコートなど買ってしまうと、手放せなくて…。
一番古く丁寧に扱って、最近やっと手放したのは
カール・ラガーフェルドのカシミヤのコートでした。
そう…、
"一番ラインが美しく見える縫製に仕上げてるんだから、洋服に身体を合わせてね"
の名言?でお馴染みの彼のコート。
ペラペラのカシミヤじゃなく、当時のカシミヤは厚手なのに、軽い!寒くない。
バブル期の肩イカリじゃなく、ほんのりフェミニン。
高かった…という記憶だけある。
競合他社のS社のものだと思ったなあ?間違えたらごめんなさい。そちらの会社の方と、ひょんなことから親しくなり、飲みに行ったりして。
お互い、おたくはいいよね〜なんて話して…。
それをずいぶんクローゼットにしまって、棄てることなくいたけど、先日、リサイクルすることなく、廃棄処分致しました。
誰かの手に渡る…ということも考えましたが、ウサギにとっては思い出の詰まったコート。頑張って支払いを済ませてきたコート。
もはや彼女もやすみたいだろう…と。
だれにも渡らず、静かに消えていって欲しかった。
ウサギもあとしばらくしたら、コートの後に続くんだろうから。
ウサギのワードローブは、人生のワードローブでもある。
今は消えたブランドで大好きだったものたちも、あちらで待っているだろう!
時代のドレスたちは、良い処分のされ方を待っている筈。だって良い職人の手を経て、良いデザイナーに選ばれた物たちだったんだもの。
