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口遊〜鳴きウサギ〜

鳴きウサギ|Nakiusagi
静かに鳴く小さな声のウサギ。
青薔薇の咲く場所で、和歌・童話・詩・願いを綴っています。
2009年より、呟きのように日々を記録。
noteでは「舞香亭幻想香炉」という物語の香りを、そっと灯しています。

https://note.com/nakiusagi44

おはじきシールとおはじき


昨今 おはじきシールなるものを見かけた

懐かしい響きと
シールというコラボが珍しい。

おはじきの歴史って奈良時代にまで
遡るらしい。
はじめ、中国から伝来したが
「弾綦(だんぎ)」と呼ばれたらしい。
奈良時代、最初は宮中で、美しい小石や
貝殻を使って遊んでいた。

平安時代には、「源氏物語」にも記述があるが
江戸時代には、小石や巻貝などを使い
庶民も遊ぶようになった。
きさごはじき、小石はじきとも呼ばれていた。
明治時代以降から現代に近いおはじきになる。

相手のおはじきに自分のおはじきをぶつけて
自分のものにしたり、おはじきの山崩しをしたり、区間を作ってそこへはじき入れたり、はじき出したり…。遊び方は様々。

玩具など豊富に無い時代。子どもたちは
幼い指先を鍛え、協調性を持って仲間と創意工夫する力を養った。
懐かしく古く良き時代。

帰れとは言わないよ。
遠い昔になんかはね。
帰れるはずはないんだよ
みんな便利を知ったから。

思い出して欲しいんだ
ただ…
何にもなくても
楽しかったことを
君がいて
共に笑えて
ケンカして
仲直りして
夕方帰った畦道は
夕陽がきれいだったって

きみは覚えているよね?
今は 遠い未来の君だけど、
実は過去に一度居たこと…
ーー昼下がりの縁側


picture by Gemini