貝殻の呟き | 口遊〜鳴きウサギ〜

口遊〜鳴きウサギ〜

鳴きウサギ|Nakiusagi
静かに鳴く小さな声のウサギ。
青薔薇の咲く場所で、和歌・童話・詩・願いを綴っています。
2009年より、呟きのように日々を記録。
noteでは「舞香亭幻想香炉」という物語の香りを、そっと灯しています。

https://note.com/nakiusagi44



貝殻の呟き


虚ろな会話の 刹那さは

浜辺に転がる 貝の殻


遠く近くに

海鳴りにとてもよく似た 

さざめきが

聴こえはするが

さみしくて

わたしひとりが 色をなくした

貝の殻


運ばれてきた

珈琲に

ひとつ 落とした角砂糖

孤独を溶かすように

ひたすら無心にかき混ぜる


ああ…

浜辺の貝も打ち上げられて

思えば みんな

ひとりきり…


突然 エアポケットに落ち込むような

そんな瞬間ありませんか?

暑くエキサイティングな夏が征くと

少しセンチメンタルな風が

疲れた身体に効いてきます


秋は詩を書く持ってこいの季節です。

感傷的な詩になりますが、

小休止ということで

たまにはいいかな…


    窓の月 虫の音満ちる 

      しずけさに

        深き眠りの夢におちゆく


寝ても寝ても…眠い…


鳴きウサギ

picture by ピクサベイより
アレンジ by Gemini