花の饗宴 | 口遊〜鳴きウサギ〜

口遊〜鳴きウサギ〜

生きる為に 息をするのを忘れていた
わたしのまわりが 息をするには狭すぎる
野々草を摘んで 口遊みなが ゆっくり ゆっくり歩きたい
勝利者とは誰のこと?
居心地の悪いところに居たくはないの

 花の饗宴 短歌


桜でないと いけませんか?

と言わんばかりに咲く花のあり


 

街中ではしゃぐ乙女を思わせる

人の娘は花に倣うが 花は何に例ふべき


花々は

長雨のうさを晴らす如く

我は お預けの我慢を晴らす如く

一気に咲いて今満開



佐保姫の裳裾にすがり

暫し今 暫しと押し留め 行く春を

惜しむ人々可愛いらし



花々の饗宴は ものすごい勢いです

4月の最初の日曜日…もう最期の桜でも控える花はこれからいっぱい…

人は 希望を持って開く花を見るのですね…ウサギもです。