軽井沢旅行記 淡いライン | 口遊〜鳴きウサギ〜

口遊〜鳴きウサギ〜

生きる為に 息をするのを忘れていた
わたしのまわりが 息をするには狭すぎる
野々草を摘んで 口遊みなが ゆっくり ゆっくり歩きたい
勝利者とは誰のこと?
居心地の悪いところに居たくはないの

軽井沢旅行記 淡いライン


ゴールデンウィークの初めの頃
まだ 人の少ないうちに 早めに休みを取り
軽井沢に行った

いつもの友人と…


まだ、朝が早かったから 空いてて良かったね

なんていいながら 車を停めるのはここから そう離れていない🅿️


今回の旅行記は前後してしまうが、これは2日目

気持ちよく 晴れた…昨日酷かった分…

軽井沢に来た理由は 本当は特にないの…

山側から降りた風景が見たかった…っていうのと

お互い ストレス発散したかったっていうので

綺麗な景色がただ見たかった…


いつかセピアの写真 二人で撮ってもらう?

おばあちゃんになる前にねって笑った。もう十分いい年だけど。


ハチミツを山のように買って帰る…

また太るよって言われながら…一緒でしょって

負けずに友人も買う…


いつもなら おしゃべりに余念がないウサギたち

今日は 大人びた喫茶店で静かに珈琲を頂く。

お高いですが、美味しいデザートあります。

のメニュー書きに少し微笑む…


藤の綺麗な場所を通った…


風立ちぬ いざ生きめやも…


有名な小説の一節が浮かぶような

上品なその町は 派手がなくてよい


ただ 喧騒を避けたつもりが

いつの間にか 人波にいた


抜け出す また 車に乗り込み

人のいないところ 人の少ないところを

探す…


わたしたちは 異邦人のロマーノのように

ふらふらと彷徨う


ほんとうは 帰る場所や責任さえ

忘れたい…だけど…

ギリギリのラインで踏み留まっている


淡く細いライン…