わたしの戦 | 口遊〜鳴きウサギ〜

口遊〜鳴きウサギ〜

生きる為に 息をするのを忘れていた
わたしのまわりが 息をするには狭すぎる
野々草を摘んで 口遊みなが ゆっくり ゆっくり歩きたい
勝利者とは誰のこと?
居心地の悪いところに居たくはないの

ーわたしの戦ー


日常会話は
大人になるにつけ
娘時代のそれとは 異なってくる

それは仕方ない

人生が 少しわかってくるだけ
そう単純でもないことが
わかってくるだけ…

相手の気持ちが むかしより
見えてくるようになるだけ…
言葉使いも変わってくる

あとは 自分の感情だけだ

これが一番厄介な
じゃじゃ馬馴らし
これは 男も女も同じこと

自分を制御できるようになってから
はじめて ほんとうの
人生って始まる

結局 だれとの戦いかって
自分自身だったのかって…

今になって思い
まだ わたしに手を焼いている