逆境から | 口遊〜鳴きウサギ〜

口遊〜鳴きウサギ〜

生きる為に 息をするのを忘れていた
わたしのまわりが 息をするには狭すぎる
野々草を摘んで 口遊みなが ゆっくり ゆっくり歩きたい
勝利者とは誰のこと?
居心地の悪いところに居たくはないの

ー逆境からー


霧の中を手探り
光は見えてこない

nest(巣)は居心地が悪すぎて
飛び立った鳥に
視界不良の空さえない

仕方なく辺りの 枯れ木に
留まり 羽根を休めると
蹲る…

わたしは何がしたかったのか?

目を凝らしてよく見れば
枯れ木枯れ木 枯れ木の山

木枯れ…と言う言葉が頭に響く
わたしのケガレは身から出た錆び

思っていると頭上から
若い木の葉が コツンと降る

陸地を見つけた鳩の気分で
わたしはまた羽ばたこうとする
五里霧中の木立の中を…
おそらく…無我夢中になって…

生きるなんて
そんなことだと…

来し路も いばらならなを
往く路も またいばらなりと
いなをれば
いくらか明かし遥か彼方が…

最近少ししんどいこと続き…
だけど まあこんなことが人生にもあるかと ひらきなおって生きています。

苦しい方…共に歩きましょう…