ーブログタイトル変更 罣礙ー
お気づきの 方もいらっしゃるかも
しれませんが
ウサギ 今年のブログのタイトルを
罣礙と致します
わだかまり こだわりのようなことを指す
仏教用語ですが…
般若心経に
心無罣礙(しんむけいげ)
という お経の一部がありますが
これは 心を覆う あるいは引っかかっていたものが 雲を払うように 晴れるさまをいう…
ウサギが 目指す境地です
般若心経というのに 面白いエピソードがあります
ウサギは 酷く身体の弱い子どもで 幾度も生死を彷徨った
2から3歳の頃だった
真夜中に シャン!という錫杖の音で目が覚めた
我が家は寺だったので 聞き覚えのある音だが 真夜中には鳴らない音。
ふと 頭だけ動かしてみると ウサギの頭の上あたりの畳に 笠を被り 錫杖をつき 旅姿の 黒い袈裟の僧侶が立っていた
まあ 僧侶も見慣れていた ウサギは
おしょさん、夜にお到着か?
ぐらいに思っていた その頃は旅の僧侶の方が良く立ち寄られたりしていたから…
覚えておけ…
お前の為に 覚えておけ…
とおっしゃる…
え?っと思うやいなや すごい勢いで
読経が始まった
聞きなれているとは いえ覚えるなどには至らない年。
だけど夜通し続く 読経…怖いとは思わない。ただ子どもだから眠い
朝 ほぼ睡眠不足で 寝坊するウサギは おばあちゃんに それを報告
おばあちゃんは 大笑いしながら どっこらしょと立ち上がって 仏間に行き 小さな像を持ってきた
その黒い小さな像は 昨夜の僧侶の姿をしていた
これはな 弘法大師さまという
お前があんまり 病気ばかりするから 護りに出てきたんや ありがたい
覚えろ 言われたお経は覚えないかん
きっと命を守ってくれる
その後三日三晩 嘘みたいにお大師様らしき影は 枕元に立った お経を覚えさせられた
嘘みたいに ほんとうに。
そして ウサギは確実に 祖母にも祖父にも習ったわけでなく 般若心経を諳んじる 3歳児になった。
ウサギがお大師様と合わせて読めるようになった三日目の明け方
よう頑張った…身体をいとえよ…
お大師様は屈んで 頭を撫でてくれた ような気配がした
四日目にはもう現れてくれなかった
長くなったが 心無罣礙は その後 意味を調べて好んで大切に読むようになった
祖母が形見にくれたお大師様の像は 今もウサギの護り本尊になった
掌に乗るほどで 小さなお厨子に いらっしゃる。
罣礙…
心無罣礙…
心になんのさまたげもない
いっぺんの くもりもない
こうありたい…