ー洗足池の春 3ー
西郷どんの
思索屋敷の後に咲く
桜は咲いて散りまた
咲いて散り
別邸跡がありました
鹿児島はわたしの母方の故郷…
西郷どんは
何を思われた?
今年んさくらも
しまいじゃなかろかいな?
よかさくらじゃった…
なんて母を真似て下手な鹿児島訛りを
語ってみたくなりました
西郷どんはきっと
笑って許してくださるでしょう…
お隣には かの勝 海舟ご夫妻のお墓が
ございました
きっとずっと
日本の将来について語って
おられるのでしょうね…
御霊になっても…
近頃の世の中ってなどうだい?
どうなっちまってんだい?
わけがわかんねーや
こんちきしょー
なんて、江戸っ子ですからね
勝先生は…
ウサギ…お墓なので撮影は
いたしませんでした。
帰りは御松庵へ回り
袈裟懸けの松を拝見して帰りました。
日蓮聖人が 立正安国論を 北条時頼に提出して、邪宗の誹りを受け、佐渡へ流罪されたのち、晴れて1274年に赦免され、身延山に隠棲していましたが、1282年 病気療養のため常陸の国に湯治に行く途中 立ち寄って足を洗ったのが この池で その時
松に袈裟を掛けた…
それから 池を洗足池と呼ぶ
袈裟を掛けた松を袈裟懸け松と呼ぶと
ある…
江戸名所百景の一つ…
時代の悲哀も苦しみも
美しい景色の一つになる
だから 歴史を必要ないなどと言うことは
自分自身を否定することになると
ウサギは思う…
美意識を
精神世界にまで求めた国は
他に類を見ない…
お付き合い頂き
ありがとうございました
これらの場所を教えて
くださったあご様
改めて
ありがとうございます
鳴きウサギ
合掌