花が 綺麗に咲くうちは
育てる人の手は優しい
その手 いつまで優しかろう・・・
永久(とわ)に 優しくあればよい
花の命も永久(とわ)には あらぬ
優しき手すら いつかは離れ・・・
枯れを 労る手のあらば・・・
離れぬ優しき手のあらば・・・
枯れる花から手を引くことが 憂き世の悲しい決りごと
此岸の側に 身を置きながら瞽女をまねして筵を敷いて
涅槃(ねはん)の岸辺へ聞こえるように
恨みともども 謹んで おして流して
花もろともに・・・
春に涙し 一節うたう 儚く 切ない この世の春を・・・
~かわいがらんせ~
♪千夜通うても会われぬときは ご門とびらにソリャ文をかく
ご門とびらに文かくときは すずり水やらソリャ涙やら
ござれ語りましょう小松のかげに 松の葉よりもソリャこまやかに
☆瞽女唄・・・上の歌は春の旅などでよくうたわれたもの 門付け唄といって旅をしてまわる 瞽女たちが 新しい村に入る度 瞽女宿というところに荷物を置いて 家々を訪ねて瞽女の来訪を告げる唄をうたって廻った
場所や季節で歌い方もいろいろ違ったものがあったらしい
かわいがらんせ・・・とは かわいがってくださいね。。。という意味 よろしくお願いします的意味合いを込めています
ひょんなことで聞いた瞽女さんの声に感動したのですが ユーチューブでは拾うことが難しく この映像が秀一でした
今はこの生業が成立することはありません けれど TVも普及していなかった時代に 彼女たちの歌声は どれだけ人のこころを和ませていたことでしょう
声一本で 諸国を廻った彼女たちに わたしは尊崇の念を抱いています
そして 彼女たちの歌をまだ保存しようと活動していらっしゃる女性たちがいることも事実です
微妙なしらべは どうやらそれぞれの瞽女さんの持ち味だそうで その方でなければ出せない至難の技だそうです
機会があれば 弟子になりたい そう思うウサギでした
鳴兎